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「CSR-NPO未来交流会~未来の環境のため」参加レポート

「CSR-NPO未来交流会~未来の環境のため」参加レポート

未来の環境のために・・・企業とNPO団体のベストマッチングとは?

2015年7月16日、東京湾再生官民連携フォーラム主催の「CSR-NPO未来交流会~未来の環境のために」が東京都千代田区イイノカンファレンスセンターで開催されました。「CSR-NPO未来交流会」は、CSRとして活動支援先団体を探している企業と、活動支援を募りたいNPO団体のマッチングを目的に開催され、マッチングを求める企業やNPO団体、21団体25名が参加しました。交流会は、第1部はマッチング事例の講演会、第2部は参加団体の交流会という2部構成で行われました。
講演会では、2つの企業と2つのNPO団体から、それぞれ以下のようなマッチング事例についての講演が行われました。

1. NPO法人海辺つくり研究会

美しく豊かな東京湾の再生を目指して活動されている団体です。東京湾の現況やかつての漁場に大きな役割を果たしていたアマモ場の様子、そして15年間続けてきた結果を企業や行政などさまざまな団体と係わり方の実例をあげながら、活動の成功の様子を紹介されました。

2. 株式会社高千穂

㈱高千穂は、創立以来、環境共生、自然素材、自然エネルギーにこだわった住まいづくりに取組む建設会社であると同時に、南九州に堆積する火山噴出物・シラスを活用した環境共生に役立つ建材や100%自然素材の水彩絵の具の開発、農作物の栽培技術開発、ビオトープ池設置の推進なども行っています。2013年より東京湾UMIプロジェクトの認定参加企業として活動する以前から、独自にさまざまな団体とコミュケーションを取り、いろいろな形で環境活動を支援してきた経緯があります。
東京湾UMIプロジェクトでは、アマモの苗床の管理育成という直接的な活動以外にも、UMIプロジェクトの活動をより多くの人に知ってもらう為に、独自にさまざまな広報活動を行っています。環境活動支援の継続のためのポイントやNPO団体との関係構築のポイントなどマッチングのヒントになるような具体例についても説明されました。

3. 東京ガス株式会社

東京ガス㈱が代表幹事会社を努める「運河を美しくする会」の具体的な活動状況について、説明されました。小学校での環境教育、運河の生態系再生活動などの他にも、イベントで運河周辺の住民、訪問者、勤務者などさまざまな関係者に対して実施したアンケートの分析結果の報告もありました。テキストマイニングという解析手法で分析されたアンケート結果は、さまざまな課題が分かりやすく示されており、今後の活動や運河環境へのあり方を検討していくために貴重な資料となっていました。

4. 認定NPO法人共存の森ネットワーク

「人と自然」、「人と人」、「世代と世代」をつなぐことを目的に6つの活動を全国的に実施している団体です。その活動の中でも、「海を活かし、森をつくり、人を育てる」をテーマに講演されました。これまで、全国で行ってきた「聞き書き甲子園」、そこから広がった学生主導の環境活動支援、地域と企業と環境とのマッチング支援など、交流会にふさわしい事例をいろいろとご紹介されました。

講演後の第2部では、3つのテーブルに参加者が振り分けられて座り、それぞれのNPO団体と企業が思い思いにCSRについての考え、環境活動での課題など、意見を交換し合いました。主催者により30分ずつメンバーがシャッフルされて、参加者全員が直接交流できるように配慮されており、交流会では活発な意見交換なされ、交流会に相応しい時間となっていました。

今回の交流会に参加して、改めて考えさせられたのは、企業とNPO団体は、資金を出すだけ、資金をもらうだけの関係ではなく、一緒に活動することが大切であり、一緒に活動することで活動内容の理解を深め、様々な人との交流が生まれる事です。NPO団体の環境活動を支援する企業の柔軟な考え方や、お互いの立場を考え尊敬し合うことが、協力し合える関係を構築し環境活動を成功に導いています。また、様々な手法やアイディアがあれば企業の規模に関係なく、活動や支援に取り組めることを学びました。このような交流会により多くの企業やNPO団体が参加し理解し合うことで、企業とNPO団体のより良いマッチングが増えれば、未来の環境のためにより良い活動が広がるのではないかと感じました。
この交流会の主催者によれば、今後も交流会の開催を継続していく予定。また、マッチングの機会を広げるために、現在自由に登録できる環境活動に関するデータベースを構築中とも伺いました。今後の発展に注目したいです。

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