シーゼンクラブ

環境団体の活動情報やイベント情報など環境に関するさまざまな情報を紹介

横浜水辺賞2015表彰式

受賞者は、横浜市立舞岡中学校校長 稲童丸克己氏と株式会社高千穂

2016年1月30日(土)、よこはまかわを考える会の推薦により、注目すべき活動をした団体や個人に贈られる「横浜水辺賞2015」の表彰式が京浜急行高架下スタジオSite-Dにて行われました。

よこはまかわを考える会は、日本の水辺環境技術者で環境研究者として有名な森清和氏をはじめ、20名ほどの市民により1982年に発足ました。今でこそ、市民活動は、“NPO”団体などとともに誰にでも知られるようになっていますが、発足当時は、このような活動が市民に認識されていなかったそうです。34周年を迎えるよこはまかわを考える会は、情報発信ソースとしての「かわの会ニュース」(月刊)の発行、時代の最先端の課題を勉強する「定例研究会」(月1回)の開催を中心に、横浜の川に接するイベントとしての「横浜縦断カヌーフェスティバル」(年1回)の開催や、河口から源流までを何回もかけて徒歩でめぐる「尺取り虫」(毎月1回)、「地形研究会」など子どもも大人も楽しめる“川”を核にした様々な活動やイベントを行っています。
また、環境活動を活性化するため、河川、ホタル・トンボ、公園、里山、海、まちづくり等に関わる市民活動団体や全国の数多くの市民団体との交流も積極的に行っており、「かわの会ニュース」は、横浜市内だけでなく全国に約1000部発信されています。

このような歴史ある市民活動団体・よこはまかわを考える会により「横浜水辺賞2015」受賞者として表彰されたのは横浜市立舞岡中学校校長の稲童丸克己氏と株式会社高千穂でした。
選出理由は以下のとおりです。(よこはまかわを考える会ニュースNo.407より抜粋)


横浜水辺賞2015表彰式■横浜市立舞岡中学校校長 稲童丸克己氏
舞岡中学校は、10年前から有志によるハグロトンボの調査を実施し、その調査結果は、よこはまかわを考える会にも毎年報告されています。こうした活動の背景には、子どもたちの活動を暖かく見守り自らも積極的に活動された校長先生の存在があったという推薦により「横浜水辺賞2015」に選ばせていただきました。
なお、舞岡中学校科学部による調査は、校内の文化発表会やこどもエコフォーラムをはじめ様々な場面で発表され、科学作品展、河川にかかわるNPOや昆虫学の研究者からも高く評価されています。学校を核とした連携で実現できたこと、学習に止まらず、保護者や地域を巻き込んだ活動に発展させていることが特徴です。また、舞岡中学校は教育系の枠に止まらず国土交通省が主管する「下水道を核とした市民科学育成プロジェクト」にも科学部として参加中で、いろいろな情報を活用した学習に積極的に取組んでいます。


■株式会社高千穂
よこはまかわを考える会は、企業の環境事業・活動への取り組みをずっと注目してきました。株式会社高千穂は、市民への環境活動への支援が現在のように制度として定まる以前から、先駆的に横浜の市民活動団体に支援(資金・人材)されていました。
また、2013年から始まった、国土交通省関東地方整備局及び横浜市港湾局が指定した海域において、他の企業に先駆けた「アマモ場再生事業」を金沢八景‐東京湾アマモ場再生会議や海辺つくり研究会と協働で継続して行っています。
自ら環境活動を支援するというだけでなく、自社社員や自己資金により海域の環境再生事業を行うという事例は、国内では先陣をきるものであり、広く企業のみならず、社会の模範となるものです。こうした企業活動が広く社会に広まることを願い「横浜水辺賞2015」に選ばせていただきました。

横浜水辺賞2015表彰式

両者とも、活動の継続性や地域社会をはじめ、さまざまなフィールドへ及ぼした影響を評価されての受賞となっています。今後の活動の継続とさらなる発展に編集部も注目したいと思います。

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