自然素材主義研究所

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自然素材ストーリー

「水環境の向上及び生物多様性に関する実証実験」成果報告会

 平成30年2月1日、「横浜市」と「一般社団法人 横浜みなとみらい21」が汽車道で取り込んできた水環境向上実験について、三年間にわたる活動の成果報告会が開催されました。
 

モニター
 水環境実証実験に選ばれたのがアマモの植え付けでした。当時は、1)インナーハーバーの生物多様性を高めることで、より「海に臨む街」の魅力を高めよう。2)生物多様性を高めるには「海野ゆりかご」といわれるアマモを植えてみよう。3)アマモが生える砂場を「汽車道の海」に実際に作って、アマモが育つかどうか実験してみよう、と三つの目的にてスタートしました。

 平成26年3月実験場づくりから平成29年8月までの3年5ヶ月、環境対策部会会員や海辺つくり研究会の助言に基づき、全16回の計測調査を実施しました。また、アマモの植え付け試験「プランター式播種」、「プランター移植」等に会員の方々にご協力頂きながら、取り込んできました。

木村先生3年半まで116種類の生き物が確認され、砂場とアマモにより生き物が増えた、アサリ幼生が自然に加入して潮干狩りサイズまで育った等により、アマモが育つポテンシャルがあるという結果が挙げられ、NPO法人 海辺つくり研究会木村先生からも十分な成果を得たとのご報告がありました。

 ところが、アマモは秋の10月から翌年春の3月まで成長しましたが、夏を越えて生き残こる環境づくりには至りませんでした。その原因は、夏の高水温、低塩分、波当たり、赤潮発生(光不足)等が考えられます。

 アマモのポテンシャルが分かった一方、実証実験で砂場の継続的な維持という課題も見えてきました。砂場にアマモを植えると、生物が集まる「ゆりかご」となり、アサリ、ゴカイが育てられ、水と砂の浄化機能を高めます。ウッドデッキを傾斜護岸から「カキ礁」上にせりだして配置し、沖に遠ざかった砂場への人のアクセスを高め、イベントの場として利用できるとのご提案もありました。

 最後に、今後の「水環境の向上及び生物多様性」に向けた取り組み等についてのディスカッションでは、様々な意見を交換し、東京湾UMIプロジェクトを継続すべきと、皆様が賛同しました。

100%自然素材主義 編集部

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