ちょっと本格的なDIY講座~住まいの学習館(通信講座)~

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通信講座No.004 「排水パイプが詰まることはありませんか?」

講座No.004-3 「本格的排水パイプリフォームのポイント」

日頃の手入れをしていても、年月が経てば多少の問題はやむを得ません。前講座のように、自分でできる範囲で対処しても改善されない場合は、信頼できる業者に早めにお願いしましょう。放っておいて問題が大きくなることも少なくありませんので、早めにプロに対処してもらえば安心です。
大きなマンションなどでは、年に1~2回全室の排水パイプの掃除・洗浄を管理会社や管理組合の運営の中で行っているところもありますが、そのような定期洗浄がないマンションなどの集合住宅であれば、管理会社に相談してみるのもよいでしょう。管理会社が、点検や修繕を委託している業者を紹介してくれれば安心です。しかし、戸建ての場合は、自分で業者を選ばなければなりません。新築時のハウスメーカーや工務店、総合リフォーム会社に相談するとよいでしょう。急いでいるので直接業者に頼みたいという場合は、各自治体の排水設備工事指定店に相談することをお勧めします。排水設備工事指定店は、各自治体の要件を満たしているかどうか審査があります。例えば、横浜市の場合の排水工事設備工事指定店の要件は下記のとおりです。

神奈川県内に営業所があること

神奈川県内に営業所(店舗)が存在し、外観からも実際に営業していると判断できること。

専属の責任技術者が1人以上いること

専属の責任技術者とは、正社員(常勤)として従事し、他の工事店や他の営業所(支店)等を兼務していない者であり、かつ、日本下水道協会神奈川県支部が実施する下水道排水設備工事責任技術者試験に合格した者又は更新講習を修了した者をいいます。

工事の施行に必要な設備及び器材を有していること

指定工事店は自ら施工しなければなりません。

次のいずれにも該当しない者であること

  • 成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの。
  • 工事店の指定を取り消され、その取消しの日から2年を経過しない者。
  • その業務に関し不正又は不誠実な行為をするおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者。
  • 法人であって、その代表者又はその他の役員のうちに上記1から3までのいずれかに該当する者があるもの。

参考までに、給水管に関しては指定給水装置工事事業者規程というものがあり、一定の資格を満たしている水道工事店を行政が指定しその事業者(通常、指定工事事業者という)が作業することになっています。
もし、清掃業者に依頼するのならば、排水管清掃作業監督者という国家資格がありますので、資格取得者のもと作業してくれる業者に依頼するとよいでしょう。 排水パイプの清掃でよくあるのが金銭的なトラブルです。例えば、排水管清掃業者を探して頼んだところ、すぐに来てくれたが不必要な洗浄をしたり、電話での見積りでは提示されなかった洗剤費などを追加請求されるなどが多く起きているようです。また、「市の委託で排水管の点検をしているのですが・・・」と突然訪ねてきて、点検後に「このままでは、すぐにでも詰まって大変なことになります。清掃が必要です。」と頼んでもいないのに、勝手に清掃や洗浄作業をされて高額な料金を請求されたケースもあります。前々回の講座No.004‐1「排水パイプの構造とつまりの原因」の図1にも示しましたが、排水設備には公私の境界があり、基本的に敷地内は私有ですから、行政が点検をして清掃するようなことは決してありません。こうした詐欺まがいの事例も決して少なくありませんので、最初に提示された値段が安いからと業者を選ぶのは大変危険です。自分では見えないし、触れないところの作業ですから、くれぐれも信頼できる業者を選ぶようにしましょう。良心的な業者であれば、詰まりの状態が仮に想定外の事態であっても、見積り以外の作業が必要であれば、事前に説明をして依頼主の承諾を得るのが当たり前です。急を要していても、なるべくいくつかの業者に連絡して比較した上で選ぶようにしましょう。
では、業者はどのような方法で詰まりを解消してくれるのでしょうか。一般的には、下記のような機械使う場合が多いようです。

高圧洗浄機による清掃

水を高圧力で噴射しパイプ内を詰まりや堆積物を洗浄します。

ドレンクリーナー(排水管清掃機)による清掃

特殊ケーブルの先端に各種先端ツールを取付け、回転させながら汚れや詰まりを取り除きます。パイプ内に詰まった堆積物や汚れの種類により先端ツールを使い分けて清掃します。

清掃の後に、臭いのもととなる菌の繁殖を抑えたりや汚れが付きにくくなる薬品の塗布や散布を勧める業者もあるようですが、日常的な使い方に気をつけていれば薬品を使わなくても通常は大丈夫なはずです。勧められても安易に頼まず、よく検討してからにしましょう。漏水等がある場合は、交換などのリフォームが早急に必要になります。はっきり目に見えて漏水がわかる場所ならばよいのですが、壁の中や床下、または埋設してあるために見えない場合も少なくありません。壁や家の周りがいつも濡れている、湿っているなどの気になることがあれば、信頼のできる業者に頼んで点検してもらうと良いでしょう。給水・給湯管は常時水圧がかかっているため、常に漏れ続けるので発見も早くなりますが、排水パイプは使用した時のみ漏水するので発見が遅れがちです。したがって、増改築や浴室やトイレ、キッチンなどのリフォームの際は、給湯や排水のパイプもチェックしてもらい必要であれば交換するとよいでしょう。

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