ちょっと本格的なDIY講座~住まいの学習館(通信講座)~

住まいに関する知恵や技術を学ぶことが出来る通信講座や体験イベント情報を紹介

通信講座No.046 「防犯に不安を感じることはありませんか?」

講座No.046-1 「侵入犯罪の実態と防犯対策チェックリスト」

警察庁のデータによると、住居を対象とした侵入窃盗は、平成16年以降減少傾向にあります。それでも、平成23年には、毎日180件以上もの住宅が被害にあっています。安心・安全であることは、住まいの基本的要素です。「うちは大丈夫。」と過信せず、定期的に住まいの防犯対策を確認してみることがあなたの家族と財産を守る第一歩です。

まずは、侵入窃盗の実態を確認してみましょう。
一般住宅をねらう侵入窃盗は、「空き巣」「忍込み」「居空き」の3つの手口があります。いずれも、家人の在宅・不在に関係なく、家人に見つからないように住宅内に侵入し、金品等を盗む行為のことです。それに対し、侵入した際に凶器等を示すなどして家人を脅して金品を強奪すると「侵入強盗」になります。
侵入犯罪の実態と防犯対策チェックリストちなみに、侵入強盗の発生場所は、平成23年の認知件数1,489件中60%が商店で、一般住宅(戸建・集合住宅共)は20%です。(図1)一方、侵入窃盗は、平成23年の認知件数が126,079件にものぼり、そのうち38.5%が戸建住宅、15%が集合住宅で発生しています。(図2)侵入窃盗の手口別件数をみると、空き巣が約4割を占め、忍込みは13%、居空きは2.9%となっています。(図3)

侵入犯罪の実態と防犯対策チェックリスト

また、侵入窃盗の侵入手段で最も多いのが無締りで、戸建の場合46%、集合住宅の場合、3階以下が43.5%、4階以上が42.2%です。次に多いのがガラス破り。戸建の場合が38.5%、集合住宅の場合、3階以下が36.6%、4階以上が24.7%となっています。(図4)

侵入犯罪の実態と防犯対策チェックリスト

侵入口で最も多いのが窓で、戸建の場合は58.7%、集合住宅の場合、3階以下が59.3%、4階以上が45.7%です。次に多いのが、戸建の場合は玄関以外の出入口17.1%、集合住宅の場合は、玄関(3階以下30.7%、4階以上44.0%)となります。ただし、戸建の玄関は16%と第2位の玄関以外の出入口と同じくらい侵入口となっていますので、十分に注意が必要です。

警察庁のプロファイリングによれば、侵入者は周辺や家の下見を行うケースが多いそうです。そのチェック項目は、図5のとおりです。また、侵入した家を選んだ理由は、チェックポイントは、「クレセントを外せば入れる」がもっとも多く、次が「人目につきにくい」となっています。
なお、侵入者にとって逃げ易いかどうかは、「駅に近いか」「立ち話をしている人がいないか」「通行人が少ないか」をチェックしているそうです。

侵入犯罪の実態と防犯対策チェックリスト

侵入犯罪の実態と防犯対策チェックリストさらに、侵入者が留守かどうかをチェックする方法として最も多いのが、大胆にも「インターホンで呼ぶ」です。あなたは、インターホンが鳴って、出てみると誰もいない、といった経験をしたことがありませんか。そんな時は、すぐに悪戯と判断しないで、外に出て、周囲に不審者がいないかどうかを確認してください。郵便受けに新聞や手紙が溜まっているのも危険です。旅行などで留守にする場合は、新聞をとめておくようにしましょう。
さて、先に説明したとおり、侵入口で多いのが窓ですが、侵入者が最も破りやすいと考えているのが掃出し窓です。ガラスを破り、手を差し込んでクレセント錠を外して侵入します。ただし、その際のタイムリミットが5分。侵入者の約7割が5分を越えるとあきらめるそうです。
また、侵入者にとっては、「近所づきあいが良く、連帯感のある住宅街」も苦手です。犯行をあきらめた理由で多いのは、「近所の人に声をかけられたり、ジロジロ見られたから」です。もし、家の周りで不審者を見かけたら、まずは「何かご用ですか?」などと声をかけましょう。基本的なことですが、日頃から近所づきあいを大切にすることが、犯罪に強い街づくりにつながります。

それでは、下記のチェックリストでご自宅の防犯対策をチェックしてみましょう。侵入者は、下見を怠りません。狙われにくく、侵入されにくい「防犯住宅」にするためには、まずは狙われやすく、侵入されやすい住まいを知ることが大切です。
なお、チェックリストは戸建住宅の場合と集合住宅の場合に分けてあります。ご自宅に合わせて、それぞれの部位のチェック項目に該当するものを確認しましょう。該当するものが多いほど、防犯上の危険が増すことになります。特に、集合住宅の場合は、自分の居住部分が良くても、共有部分の防犯対策が十分ではない場合は、より一層の注意が必要ですので、共有部分についてもチェックしましょう。

◆戸建住宅用防犯対策チェックリスト

侵入犯罪の実態と防犯対策チェックリスト

◆集合住宅用防犯対策チェックリスト

侵入犯罪の実態と防犯対策チェックリスト

同じカテゴリーの通信講座をピックアップ

建具・窓周り
建具・窓周り
講座No.014「雨戸の締り具合の悪いところはありませんか?」
講座No.033「バルコニーの防水は、まだ水漏れしていませんか?」
講座No.038「物入れや押し入れが足りなくて収納に困っていませんか?」
講座No.046「防犯に不安を感じることはありませんか?」
講座No.052「玄関が狭いと感じたことはありませんか?」
講座No.056「建具がきつくなっていたり、傾いたりしていませんか?」
講座No.063「バルコニーの床回り、手すりは傷んでいませんか?」
講座No.098「住まいにおける花粉対策」

自然素材主義パートナー紹介