ちょっと本格的なDIY講座~住まいの学習館(通信講座)~

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通信講座No.051 「室内を全面的に改装して、気分転換したい気持ちはありませんか?」

講座No.051-1 「リフォームの希望と要望を整理しよう」

どこの家庭でも、10年~15年でライフステージに変化が生まれ、生活のパターンも変わってきます。それにより、不便さや不都合が生じることもあります。そんな時は、思い切って住まいのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。リフォームは、壊れたものを直し、古くなったものを交換するだけではありません。間取りを変えるような全面的リフォームで快適な空間をつくることは、住む人の気持ちを変え、より豊かな時間を作り出す効果もあります。
では、まず用途別に部屋の機能性を整理してみましょう。

◆共用スペース

□リビング、ダイニング

リフォームの希望と要望を整理しよう 住まいの核となるリビングやダイニングキッチンは、家族が集まる共用スペースであり、コミュニケーションの場です。それと同時に、本を読んだり、テレビを見たり、多様な用途で使われる場でもあります。そのため、なるべく広く取るのが望ましいでしょう。しかし、限られた敷地面積に対して使える部屋の広さは限られます。実際の大きさ以上に広さを感じさせられるような演出も有効でしょう。例えば吹き抜けや勾配天井により天井を高くしたり、ウッドデッキを部屋の延長として設けたりして、広々とした空間を演出することができます。さらに、家族が集まるスペースですので、風通しや日当たりについてもできるだけ考慮しましょう。

□キッチン

キッチンのレイアウトは「Ⅰ型」、「Ⅱ型」、「L型」、「U型」などがあります。また、ダイニングとのつながり方で分類すると「オープン(アイランド型キッチン)」、「セミオープン(対面型キッチン)」、「クローズド(独立型キッチン)」の3タイプに分けられます。

リフォームの希望と要望を整理しよう

オープンタイプや図3のようなセミオープンタイプは、料理や片付けをしながら家族とのコミュニケーションが可能で人気があります。ただし、臭いや煙が拡散したり、片付け前のキッチンが見えてしまう可能性もあります。一方、クローズドタイプでは、臭いや煙の拡散を防ぐことができますが、作業する人が独立してしまいやすくなります。このように、ダイニングとのつながりによって、キッチンの性格が変わってきますので、何を優先するかよく考えて選びましょう。食事の支度・片付けを含む家事全般が効率よく行われるように、キッチンを中心とした、他の家事との動線も考えておくとよいでしょう。
また、調味料から調理用具まで物が多いキッチンでは、何をどこに収納するのかよく検討して、機能的かつ十分な収納スペースを確保し、動線を考慮したレイアウトにすると使いやすいキッチンとなります。図4のようにシンク上の吊り戸棚や背面に十分な収納を確保すると、動線が短く効率的です。
なお、キッチンの動線や設備については、通信講座No.20-3「本格的キッチンリフォームのポイント」をご参照ください。

リフォームの希望と要望を整理しよう

◆個室スペース

□寝室

寝室はベッドや布団のスペースだけではなく、衣類の収納(クローゼット)や、着替えや身支度のスペースが必要です。また、使用する寝具がベッドか布団かによって必要な広さが異なります。

□子供室

子供室は、住まいの中で最も変化の大きい部屋といえるでしょう。子供の成長に伴って、部屋の使い方や、部屋に求められる役割が変化しますので、成長にあわせてアレンジできるようにしておくのが望ましいでしょう。成長に伴う持ち物の増加に備えて、収納に余裕をもっておくことも必要です。昨今の「引きこもり」などの問題を考えると、あまり独立度を高めずに、親子が互いに気配を感じられる配置にするとよいでしょう。また、子供室には勉強机を置かずに、家族の共有スペースとしてスタディコーナーを設けたり、リビングを利用したりする方が子供の学力向上に繋がるというデータもあるようです。

□浴室、洗面・脱衣室、トイレ

水廻りに設置される衛生設備機器には、給排水や給湯用の配管が必要になりますので、一箇所にまとめて配置するほうが工事費を抑えられます。また、それぞれの場所で必要なものを保管できるちょっとした収納スペースを設置するとよいでしょう。

◆その他のスペース

□玄関

玄関は住まいの顔です。家族だけではなく、来客を最初に迎える場所でもあります。できるだけ明るく、そして歓迎の気持ちが現れるような演出のある空間にしたいものです。
また、玄関には十分な収納スペースが求められます。靴・傘・室内履き・コート、場合によってはスポーツ用品や日曜大工用具をしまうこともあるでしょう。天井までの高さの収納を用意するなど、十分なスペースを確保するようにしましょう。

□廊下・階段

リフォームの希望と要望を整理しよう階段は、昇りやすい勾配で安全に配慮した階段を計画しましょう。最近多いのがリビングのなかに設置されている階段です。かつては廊下に階段があるのがほとんどでしたが、最近は廊下を省略し、リビングのなかに階段がある間取りも見られるようになってきました。リビングのなかに階段があると、家族に目を向けやすくなります。2階に子供室や個室がある場合、嫌でも家族の集まるリビングを通らなければならないので、おのずと顔を合わせることになります。また、お子さんがお友達を連れてきても、誰が遊びに来たのか自然に確認することも出来ます。

□収納スペース

収納には、押入れから食器棚まで、さまざまな用途のものがありますが、何を収納するかにより必要な奥行きが決まります。また、扉や引出しがある場合には、開けるための開閉動作のスペースが必要となりますので、これらのスペースが確保されているかも必ず確認しましょう。
各用途の部屋の機能性を確認したら、次にリフォームに関する希望や要望を整理しましょう。 室内の全面的リフォームで一番大切なのは、施工業者にきちんと希望を伝えることであり、それがリフォームを成功させる鍵とも言えます。希望をきちんと伝えるために、順序よく家族の希望や要望を整理してみましょう。

1.家族の生活を見直してみよう

まず、家族の生活を見直しましょう。それぞれの生活スタイルや趣味、食事のスタイルなどを整理して書き出しておきます。ペットや来客のことも忘れずに、見直しましょう。

2.現在の住まいの不満を整理してみよう

次に、現在の家に対する不満や改善したい点を洗い出しておきましょう。収納スペースが不足しているとか、使い勝手の悪い部分など、誰の不満かも分かるようにしておくとよいでしょう。

3.家族の希望や要望をまとめてみよう

リフォームに対する希望や要望を家族全員で話し合い、まとめていきましょう。
まず、インテリアのイメージなど、住まい全体に関する要望を整理します。住宅雑誌など、希望のイメージに合う資料があれば集めておくとよいでしょう。次に、キッチン、リビング、お風呂、個室など部屋別の要望を整理します。設備に対する要望も加えておきます。最後に、リフォーム後に使う家具や家電機器なども整理しておきましょう。
家族の希望を整理する際、二世帯住宅場合は特に十分な話し合いをすることが大切です。起床時間や食事の時間、就寝の時間など、世代ごとの生活サイクルをよく比較してみることが大切です。また、それぞれの時間の使い方、家事などの役割分担、子育ての方針、それぞれの週末の過ごし方、来客の頻度なども生活スタイル全体についても、確認しあうことが必要です。

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