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通信講座No.052 「玄関が狭いと感じたことはありませんか?」

講座No.052-1 「玄関収納を見直してみよう」

日本人にとって、玄関は特別な場所です。国によって違いはありますが、日本ではその家の顔とも言われるほどの思い入れがあります。しかし、昨今の一般的な住宅においては、玄関を大きくすることは難しい場合も多く、そのために築年数が経つと次第に増える物に対して収納が不足し、玄関にも物が溢れてしまう家もあるようです。例えば、子どもが育つにつれて靴も大きくなりますし、必要とする靴の種類も増えます。また、スポーツ用品などを玄関に置く場合もあるでしょう。さらに、犬を飼っているご家庭なら、散歩用グッズを玄関においていることもあるでしょう。このように、さまざまな理由で玄関廻りの収納が不足し、玄関を狭くしている家は少なくありません。
そこで、玄関収納そのものを見直して、整理整頓しやすくしてみましょう。玄関収納を取り替えることで、物が片付くだけではなく、使い勝手を良くし、玄関のイメージアップも可能です。

◆収納選びのポイント

□必要なもの、必要な大きさを見極めよう

「大は小を兼ねる」といいますが、必要以上に大きなものは、かえって日常生活を窮屈にしてしまいます。まず、本当に必要なものかどうか、そしてそれを玄関に収納すべきかどうか、他に収納できる場所があるかどうかをよく考えて、玄関収納に必要な大きさを決めましょう。

□設置スタイルを考えよう

①セットオンかフロートを決める。
玄関収納を見直してみよう一般的な玄関収納は、図1の右写真のように床に設置しますが(セットオンスタイル)、最近は左写真のように壁面に固定して浮いて見えるようにする設置方法(フロートタイプ)も人気があるようです。セットオンスタイルは、落ち着いた雰囲気の玄関になり、フロートスタイルはモダンな雰囲気を演出することができます。

②カウンターを決める。
玄関収納を見直してみようカウンターをつけるかつけないかで、収納力が変わりますので、よく考えて決めましょう。
収納力を重視するなら、図2の中段の真ん中または右写真がよいでしょう。カウンターをつける場合は、収納量を考慮した上で、コの字タイプ、ロの字タイプ、セパレートタイプの中から決めるとよいでしょう。カウンターがあると、花や絵などを飾って華やかな玄関にすることが可能です。収納量に問題がないのであれば、セパレートタイプは圧迫感がないので狭い玄関にはお勧めです。

□既製の便利なオプションツールも知っておこう

既製品の玄関収納には、便利なサポートユニットがいろいろ発売されています。例えば、図3や図4のように棚の数や位置を自由に選択できるうえに、ハンガー用のポールを取り付けて、ブーツやレインコート、かばんを掛けたり、フリースペースを大きくして、バギーや傘、ゴルフバッグを収納したりすることもできます。これらのオプションツールは予算や収納するものに合わせて選択できるので、上手に利用するとよいでしょう。

玄関収納を見直してみよう
玄関収納を見直してみよう

□色やテイストを統一しよう

図5のように建具や家具の色と床の色の組み合わせ次第で住まいの基本イメージが決まります。同系色でまとめるのが一般的ですが、最近は、あえて異なる色を組み合わせることもあります。但し、狭い玄関の場合は、収納やドアなどの同じ垂直面の色は統一する方が、狭さを感じにくくすることができるでしょう。床のリフォームと一緒に玄関収納を取り替える場合は、部屋を広く見せる効果のある、明るい色の組み合わせがよいでしょう。

玄関収納を見直してみよう

◆イメージアップにつながる工夫

□フォーカルポイントを利用

玄関収納を見直してみようフォーカルポイントとは注視点、目を引く点のことです。例えば、庭造りでは視線が最も集まる見せ場を指し、ガーデン・オブジェやシンボルツリーを配置します。建築やインテリアの場合、和室の「床の間」、洋室の「暖炉」や「ニッチ」なども、フォーカルポイントにあたります。ひとつの空間にひとつのフォーカルポイントをつくると、メリハリのある空間を作りやすくなります。図6のような間取りであれば、玄関のフォーカルポイントとして適した位置は、玄関ドアから一番奥になるピンクの楕円の部分です。ここに、絵などを飾ると、まずそこに視線がいくため、奥行きを感じさせることができます。

□照明にひと工夫

錯覚を利用すると、少しの工夫で大きな効果が得られることがあります。そんな工夫のひとつが間接照明です。間接照明を上手に使うことで、奥行感や立体感が生まれ、より快適でおしゃれな空間づくりができます。玄関ホールの照明の見直しやダウンライトの設置が難しくても、図6のような玄関収納に照明が付いたものを上手に利用しても良いでしょう。

玄関収納を見直してみよう

玄関収納は、建材メーカーのユニット商品を使うこともできますが、リフォーム会社や工務店にオリジナルで作ってもらうこともできます。建材メーカーの商品はカタログから選ぶことができるので、イメージしやすい利点がありますが、オリジナルで作ってもらう場合は、サイズや予算などに合わせて調整しやすい利点があります。どちらが我が家の玄関に適しているか、施工業者に相談してみるとよいでしょう。

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