ちょっと本格的なDIY講座~住まいの学習館(通信講座)~

住まいに関する知恵や技術を学ぶことが出来る通信講座や体験イベント情報を紹介

通信講座No.062 「家の中にゴキブリや虫が多いと感じたことはありませんか?」

講座No.062-1 「家の中にゴキブリや虫が多いと感じたことはありませんか?」

住まいからゴキブリや虫を完全に排除するのは難しく、特に隙間が多い家や掃除が行き届かない場所は、ゴキブリや虫が侵入する可能性が高くなります。また、一度侵入した虫は、適切に駆除しなければ、家の中で繁殖する可能性も生じます。害虫駆除に使われる薬は、私たちにも好ましくない影響を与える物質が含まれている点も注意しなければなりません。
そこで、まずは、適切な工夫や対策で害虫の侵入を防ぐことから始めましょう。

◆侵入口別対策

□開口部(玄関、窓)

・必要時以外に開け放したままにしないようにしましょう。
・網戸の劣化により、サッシとの間に隙間が生じることがあります。その場合、隙間テープやモールなどを貼って虫の侵入を防止ぎましょう。
・窓周りやベランダなどに植木や肥料などを置いている場合、虫の住処にならないよう清潔に保ちましょう。特に肥料の保管には気をつけましょう。

□換気扇

・換気扇が使用されていない時に虫が入りやすくなります。気になる場所には、フィルターを取り付け、侵入防止を図るとよいでしょう。

□通気孔

・使ってない時は、しっかりと塞いでおくようにしましょう。通気中の侵入の妨ぐには、ストッキングなどをフィルター替わりにしてもよいでしょう。

□エアコン

・エアコンを使っていない時に侵入しやすくなります。特に放水ホースは、先端にストッキングなどを輪ゴムでくくり付けておくとよいでしょう。
・エアコン用のホースを室外に通す穴に隙間がある場合、防水パテでベランダ側、室内側の両方から塞ぐようにしましょう。

□排水管

・シンクや浴室などの排水管にトラップ(水が貯まる場所)がない場合、排水管の中を通じて虫が侵入する可能性が生じます。トラップ式のパイプへ取り替えるか、排水口用の蓋や網目の細かいゴミ受けで塞ぐようにしましょう。

◆侵入口別対策

侵入口になりやすい場所に、ハーブを置いたり、精油を塗布したりすることで、虫の侵入予防に役立ちます。一般的に虫除けとして知られているハーブや精油には下記のようなものがあります。

□ハーブ(参考資料:「ハーブ図鑑110」、日本農薬学会誌7)

・ゼラニウム(カレンソウ):蚊の忌避効果
・シトロネラ:蚊の忌避効果、犬・猫のノミ対策。防臭効果もあります。
・ラベンダー:一般的防虫効果。衣類の防虫剤にもなります。
・月桃(げっとう):一般的防虫効果。虫刺され予防剤としても活用できます。
・和種ハッカまたはスペアーミント:一般的防虫効果。衣類の防虫剤としても活用できます。 日本農薬学会誌に発表された実験報告によれば、ゴキブリの忌避効果が最も認められたハーブはジャパニーズミントオイル(和種ハッカ)とスペアーミントオイルとなっています。

□木(参考資料:フィトンチッド普及センターHP、(財)日本木材総合情報センターHP)

・クスノキ:防虫効果。特に衣類の防虫効果は周知の通りで、樟脳はクスノキから作られます。
・青森ヒバ:防虫効果。「ヒバで建てられた家は蚊が寄らない」といわれるほどです。防ダニ効果もあります。
・ヒノキ:防ダニ効果。消臭・抗菌効果もあります。
・ベイスギ、ベイマツ:防ダニ効果。
・アカマツ:防ダニ効果。

◆匂いを防ぐ

□キッチン廻り

・使いかけの食材は密閉容器で保存することをお勧めします。特に、鰹節、昆布、コメ、小麦粉、砂糖などには注意しましょう。食材によっては、冷蔵庫で保存するのもよいでしょう。
・シンクや食器かご、冷蔵庫の水受け皿など、恒常的に水が溜まりやすい場所を放置せず、清潔に保ちましょう。
・ジャガイモ、にんじん、玉ねぎなど常温保存の野菜類の保管に気をつけましょう。傷んだ野菜類は虫を寄せやすくなります。
・食べかけの食品を出したままにしたり、汚れた食器や鍋などを長時間放置したりしないように心がけましょう。

□ゴミの管理

・生ゴミは放置せず、ビニール袋などで密封して処理しましょう。
・ビール等の空き缶や清涼飲料水のはいったペットボトル、肉や魚などのトレイ、空き瓶は洗ってから捨てるようにしましょう。
・湿気を吸いやすいダンボールや新聞紙、雑誌を放置したままにすると虫の棲家になりやすくなります。気をつけましょう。

□その他

・犬、ネコ、金魚、小鳥などペットの餌は、しっかり封をして保管するようにしましょう。
・室内の観葉植物はゴキブリや虫の隠れ家になりやすいので、鉢や受け皿を清潔に保つようにしましょう。

◆最新設備を活用する

リフォームや設備の交換の際に、最新設備を上手に取り入れると、キッチンのお手入れやゴミの管理がしやすくなります。

□自動洗浄機能付レンジフード

虫の侵入口となりやすい場所なので、清潔に保ちたい換気扇周りは、キッチンの掃除で一番厄介なところと言えます。そのため、油分や汚れが付着すればするほど掃除が大変になることは分かっていても、頻繁に掃除する人は少ないようです。最近のレンジフードには、自動洗浄機能が付いたものがありますので、リフォームの際に取り入れてみてはいかがでしょうか。

製品例:「洗エールレンジフード」(クリナップ株式会社)(図1)
家の中にゴキブリや虫が多いと感じたことはありませんか?・給湯トレイにお湯(40~45℃)を入れて、洗浄ボタンを押すと、集めた油汚れを約10分で自動洗浄します。洗浄後は、排水トレイに溜まった水を捨てるだけです。
・洗浄時期は、洗浄ランプが点灯して知らせてくれます。
・月1回の洗浄で約10年間ファンフィルターを取り外さずにお掃除が可能です。
・フォルター掃除にかかる時間と水道料金の節約にもなります。ちなみに、一般的なフィルターの清掃に約50分くらいがかかるといわれており、その時の使用水量は約28ℓとされています。(クリナップによる)それに対して、「洗エール」は約10分(実際の作業は、給湯・排水処理とボタン操作のみ)、使用水量は0.65ℓです。1回約27ℓもの節水になります。

□生ゴミ処理機 

生ゴミを減量し、環境への負担軽減に役立ちます。また、生ゴミを肥料として活用することもできます。
ディスポーザ(キッチンのシンクにある排水口の直ぐ下に設置され、生ゴミを水と共に粉砕し排水管に流しだす部分)と、生ゴミ処理機が一体になった設備であれば、手間も設置スペースも抑えることができます。

製品例:「キッチンカラット」(株式会社ちくま精機)(図2)
家の中にゴキブリや虫が多いと感じたことはありませんか?・キッチンカラットで生ゴミを1/20に減量するため、生ゴミを捨てるのは2ヶ月に1回程度でOKです。
・生ゴミを排水溝に入れたままフタを閉めるだけで、スピーディな全自動乾燥処理が出来ます。
・乾燥した生ゴミはにおいも無く、肥料として再利用できます。

住まいを清潔に保つことで私たちがより健康的に暮らせ、虫にとっては棲みにくい環境をつくることが可能です。薬で駆除する前に、住まいの環境を見直してみましょう。

同じカテゴリーの通信講座をピックアップ

その他
その他
講座No.009「家の臭いが気になりませんか?」
講座No.015「地震対策はちゃんとやっていますか?」
講座No.016「照明器具が汚れていませんか?」
講座No.023「カビや結露が出ることはありますか?」
講座No.024「寒い冬には暖かい部屋~部屋の防寒対策~」
講座No.025「家の外観全体を模様替えする気持ちはありませんか?」
講座No.030「夏に部屋が暑くてつらい思いをしていませんか?」
講座No.031「自然エネルギーで夏の暑さ対策をしてみませんか?」
講座No.035「健康的な暖房について考えてみませんか?」
講座No.037「照明の省エネ化は済んでいますか?」
講座No.040「住まいが健康を脅かしていませんか?」
講座No.041「無理して省エネ&節電していませんか?」
講座No.043「わが家で再生可能エネルギーをつくろう」
講座No.044「光だけじゃない!太陽熱も利用しよう」
講座No.047「今、使わず空いている部屋はありませんか?」
講座No.048「冬のエコライフ講座 in 保土ヶ谷公会堂」
講座No.051「室内を全面的に改装して、気分転換したい気持ちはありませんか?」
講座No.058「風通しの悪い家だなぁと、感じたことはありませんか?」
講座No.060「寝室が狭くて窮屈を感じていませんか?」
講座No.062「家の中にゴキブリや虫が多いと感じたことはありませんか?」
講座No.068「家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?」
講座No.083「省エネ住宅ポイント制度をご存知ですか?」
講座No.091「玄関の下駄箱が小さくて不便になっていませんか?」
講座No.092「本棚に本をすっきり収納してみませんか。」
講座No.093「家の中のデッドスペースを有効活用しませんか?」
講座No.094「便利なお掃除アイテムと掃除のポイントの紹介」
講座No.095「DIYで断熱効果を高める」
講座No.097「寒さを解消するための簡易的な暖房方法」
講座No.099「住まいを快適にできる生活雑貨をご存知ですか?」
講座No.100「中古マンションを購入したけど有効なリフォームとは?」

自然素材主義パートナー紹介