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通信講座No.006 「浴室のシャワーの出はどうですか?」

講座No.006-1 「シャワーのチェックポイントと簡単お手入れ」

最近は、ほとんどの家の浴室にシャワーがついています。その分、シャワーで体を洗うことが多くなり、各メーカーではさまざまな機能をもったシャワーを発売しています。それでも、新しかったときはもっと良かったはずなのに、と月日が経つと気になるは水の出ではないでしょうか。水量が十分ではないシャワーではもどかしいばかりかすっきりした気がしないものです。心身ともに疲れをとってリラックスできる入浴時間のためにも、気持ちよくシャワーを使えるようお手入れをしましょう。

シャワーの構造は、パスカルの原理に基づいており、容器に開けられた複数の同じ大きさの穴から同じ圧力がかけられた流体が、同程度の量に分散されて噴出するような機能になっていて、小さな穴から出ている少量の水でも水圧を感じられる勢いで出てきます。余程極端な容器の形状を除けば、流体は各々の穴から同程度の勢いで噴出します。そのため、独身の場合において一人だけが浴槽に湯をためて入浴するよりも、シャワーを使って体の表面を洗うほうが節水効果は高いと言われています(浴槽換算で約半分)。ただし、家族が複数いる家庭では、その各々がシャワーを使うと逆に大量の水を必要とすることになっていまい不経済です。最近では、ノズルの穴をさらに細くして霧状の湯を出すものや、円周状にノズルの穴を配置したものなど節水タイプのシャワーもいろいろ発売されています。このほか、水の流れに変化をつけたマッサージの機能や水質をよくする機能などを付与した製品もあります。どんな機能付のシャワーでも、水が出てくるところはシャワーヘッドの小さな穴ですから、その穴がきちんと機能しなければ意味がありません。そこで、シャワーの水の出が悪くなったら、まずはシャワーヘッドのお手入れをしてみましょう。

◆シャワーヘッドの水アカの落とし方

 

シャワーヘッドに水道に含有されているカルシウムが付着し、白いカスがついてきたら掃除のサインです。洗剤につけ置いて掃除するのもよいですが、ここでは環境にも健康にもやさしい方法を説明します。シャワーヘッドに付着する白いカスは、水中に含まれるカルシウムなどが白く結晶化したものです。アルカリ性ですので、酸性のお酢で中和して落としていきます。お酢は、「寿司酢」などの調味酢ではなく「食酢」の表示を確認して使用してください。
まず、洗面器にキッチンにあるお酢1カップに水6カップを加えて、シャワーヘッドを漬けます。1~2時間、できれば一晩置きますと、水アカの結晶が緩みます。 最後の仕上げに、水で湿らせたスポンジに重曹を付けて磨きます。終わった後はシャワーを出してシャワーヘッドの中の汚れを洗い出しましょう。

◆シャワーヘッドの目詰まりを直す

上記の方法で水アカを落としても目詰まりが直らない場合は、下記の方法を行ってください。
「チェックポイントと簡単お手入れ」1) 図1のようにネジがあるものは、ネジをゆるめて散水板を取り外します。ネジがないものは、散水板そのものを回して外します。網目につまったゴミや水アカを歯ブラシでこすって落とします。

2) 上記で取りきれない水アカは、シャワーヘッドの穴をまち針などでつついて取り除きます。

◆シャワーヘッドとホースのつなぎ目のフィルターを掃除する

図2のようにシャワーヘッドとホースのつなぎ目にもフィルターがある場合があります。見えないところですが、案外汚れが付着しています。シャワーヘッドの掃除と一緒にお手入れすることをお勧めします。

「チェックポイントと簡単お手入れ」

シャワーヘッドやホースとのつなぎ目を掃除しても、水の出が改善されない場合は混合栓のお手入れをしてみましょう。

◆混合栓のフィルターの目詰まりを直す

ほとんどの混合栓にフィルターが内蔵されており、ゴミやサビで目詰まりをおこすと、湯温が不安定になる、水量が落ちるなどの不具合の原因になります。快適に使用するために約1年ごとの掃除をおすすめします。フィルターの位置は混合栓によって異なり、主に下記の2タイプがあります。

□止水栓付フィルタータイプの場合(図3)

1) まず、図4のようにドライバーや開閉工具で止水栓を閉めます。
2) フィルターは、図5のようにコインを差し込むような溝のついたキャップの中にあります。 このキャップを大きなマイナスドライバーで外します。 この時、キャップの元の取付位置がわかるようにメモしておきます。
3) 次に、フィルターを歯ブラシなどで掃除します。 掃除が終わったらフィルターを取付け、キャップを元の位置まで締め込みます。

「チェックポイントと簡単お手入れ」

□止水栓・フィルター別体タイプの場合(図6・図7)

止水栓とフィルターが別の場合、それぞれの位置は機種によって異なります。ここでは、主な2タイプについて説明します。

「チェックポイントと簡単お手入れ」

1) まず図8または図9のようにドライバーや開閉工具で止水栓を閉めます。

「チェックポイントと簡単お手入れ」

2) 次に図10または図11のようにドライバーや開閉工具でキャップを左回りにしてはずし、フィルターを取り出します。

「チェックポイントと簡単お手入れ」

3) フィルターを歯ブラシなどで掃除し、終わったらフィルターとふたを元にもどします。
4) 最後に、止水栓を開けフィルター部分に水漏れがないか確認します。

以上が、シャワーの水の出が悪くなった場合の簡単なお手入れ方法です。シャワーヘッドの掃除などは目詰まりを起こす前に定期的に行い、混合栓のフィルター清掃は年に1回というように行うとよいでしょう。

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