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通信講座No.067 「家の中、全体が薄暗いと感じませんか?」

講座No.067-1 「家の中、全体が薄暗いと感じませんか?」

家の中を暗くする原因としては、3つ考えられます。
1.内装材が古くなって黒ずみ、薄暗く感じるケース。
2.もともと間取りや窓のサイズが小さくて、採光が十分に取れていないケース。
3.隣家が密集して建ち、暗くなってしまったケース。

上記の2.や3.の原因から暗く感じる場合は、窓の位置や間取りを変えることで改善できますが、大掛かりなリフォームとなります。一方、上記1.の原因は、内装材を変えるなど比較的簡単な方法で家の中を明るくし、気分を一新することができます。
家の中を明るくするための内装リフォームのポイントは2つ、照明と内装です。

◆照明リフォームのポイント

こまめに掃除をしていても、15年以上経つと経年変化により、照明器具がくすんで見えるようになるのは仕方がないことです。さらに、安全性の観点からも古い照明器具は交換する方が望ましいでしょう。各メーカーや社団法人日本照明器具工業会では、安全性の確保のために照明器具の交換時期は8~10年が目安としています。

□省エネ性を考える

家庭で消費される電力では、図1で示すとおり照明器具が第3位で約16%にもなります。例えば、1ヶ月の電気代が10,000円だとすると、照明には1,600円も払っていることになり、年間にすれば、19,200円にもなるということです。
節電や地球温暖化の原因となるCO2の排出量削減ためにも、省エネ性を考慮しましょう。

家の中、全体が薄暗いと感じませんか?

①LED照明
照明の省エネといえば、だれもが思いつくのがLED照明ではないでしょうか。高価なイメージだったLED照明は各メーカーの努力や普及率の拡大により、手に入れやすい価格帯になってきました。電球やランプだけではなく、器具本体の種類やデザインも増えてきています。
LED照明は寿命が長く、消費電力が少ない、器具がコンパクト、調光・点滅が自在などの特徴があります。また、熱線や紫外線がほとんど含まれていないため、絵画などの美術品や花・植物などを傷めることがなく、展示用のあかりとしても用いられています。
このようなLED照明の特性を活かす場所に、まずは使ってみるとよいでしょう。例えば、省エネ性の高さを活かして長時間点灯することの多い常夜灯や足元灯、玄関のポーチライト、外構照明、また、長寿命を活かしてメンテナンスに苦労する吹き抜け部分や階段室の高い天井のシーリングライト、さらに指光性の高さを活かしたダウンライト、熱線を出さないので手元を照らす読書灯のようなスタンド照明などの使い方ができます。LED照明のコンパクトさがそのまま活かされた薄型照明器具やダウンライト、柱・天井・ドアなどの部材に組み込んだ使い方など、デザイン性やインテリア性の高い空間づくりも可能です。
②電球型蛍光ランプまたは長寿命蛍光灯
LED照明は予算的に難しいと思われる人におすすめしたいのが、電球型蛍光ランプや長寿命蛍光灯です。電球形も丸形もありますので、ダウンライトやシーリングライトにも使えます。自在に調光可能なものや、明るさを検知して自動調光するもの、生体リズムに適した光と音で目覚ましセット時間の30分前から、徐々に明るくするものなど、機能が充実した器具もたくさんあり、デザインも豊富です。省エネ性が高いうえに、LED照明よりも価格が低いため、メリットも大きくなります。

□用途にあった明るさを考える

家の中、全体が薄暗いと感じませんか?照明は部屋を明るくするという機能だけではありません。使い方次第でより快適な生活、住まいづくりに役立てることができます。そのためには、照明の性質である明るさや見え方についての知識が必要です。 ①明るさの基準:照度と光色
明るさは、主に照度や光色という基準で表します。照度(lx=ルクス)とは、光源によって照らされている面の明るさを表わす単位です。また、光色は色温度=k(ケルビン)という単位で表わします。色温度が高い光は、青っぽく感じ、低い色は赤っぽい光として感じます。(図2参照)。
そして、同じ照度でも光源の光色によって明るさ感は異なります。たとえば、同じ照度の蛍光灯でも白色と電球色を比べた場合、多くの人が白色光のほうが明るいと感じます。特に私たち日本人は、さわやかで活動的な印象を受ける白色光を好む傾向があるそうです。
さらに、部屋の用途によって適切な照度があり、JIS規格では、図3のように照度基準が定められています。
高齢者住宅では、若年者の住む空間の2~3倍の明るさが必要と言われますが、それはあくまでも視作業をする場合のことで、全般照明を2~3倍にする必要はありません。逆に、高齢者は水晶体内の不純物によって光が拡散され、まぶしさに敏感になるので明るすぎる照明はかえって不快に感じることもあります。高齢者が真っ白よりもベージュ系を好む傾向にあるのは、このためだともいわれています。
ちなみに、自然界の明るさを照度計で測ると下記のような結果がでています。
・晴れた日中の直射日光:10万ルクス
・日中の木陰(壁の輪郭線から1m内側):1万ルクス
・室内の窓からm内側:3千~5千ルクス
・室内の北窓の中央:100~200ルクス
・満月の月明かり:0.2ルクス

家の中、全体が薄暗いと感じませんか?

②色の見え方:演色性
照明には色の見え方を評価する演色性という数値があります。演色評価数とは、決められた試験色を、試料光源と基準光で照明したときの色ずれの大きさを数値化したもので、基準光で見たときを100とし、色ずれが大きくなるにしたがって数値が小さくなります。すなわち演色性が良いランプは、演色評価数の数値が大きく、演色性の劣るランプは数値が小さくなります。しかし、演色評価数はその基準光とのずれの方向が好ましい方向にあるかどうかに関係なく数値化されていますので、演色評価数が低くても好ましい色に見える場合もあります。演色性は、単なる色の見え方に留まらず、私たち人間の感覚に直接訴えて作用します。
例えば、スーパーで美味しそうに見えた肉が、家に帰って見たら「あれ?」と感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。これが、演色性の作用です。スーパーでは、食品が美味しそうに見えるように波長を選択して放射するハロゲン電球などの照明器具が使われています。一方、家庭の天井についた一般的な蛍光灯のあかりでは、演色性が低いためハロゲン電球で見たスーパーでの印象が際立ってしまうのです。味覚は視覚によって大きく作用されますので、演色性の高い照明の下ならいつもの料理がより美味しく感じられるかもしれませんし、反対に演色性の低い照明なら、せっかくの美味しさを損なうことにもなりかねません。
本来、演色性と明るさは相反する関係にあり、同時に満たすことがかつては出来ませんでした。現在では、人間の目に感じやすい青・緑・赤の光を効率よく発光する蛍光体を用いることで明るさもあり演色性も高いランプが完成し、一般家庭にも普及しています。それが3波長(域発光)形蛍光灯といわれるものです。

□健康を考える

人間の体には生来備えているさまざまな生体リズムがあり、外的要因に関わらず一定の周期で生体機能の変動を繰り返しています。生体リズムの多くは、体内にある体内時計によって規定されていることが明らかになっています。体内時計がどこにあるのかは、まだ特定できていませんが、脳の中の視交叉上核(しこうさじょうかく)という神経細胞の集まりが非常に深く関っていることがわかっています。視交叉上核は、左右の眼球の後ろから出ている視神経が、頭蓋骨の真ん中で交叉する場所のすぐ上に左右ひとつずつあることから、光の受容=明暗の変化が体内時計に大きく関っていると推察されています。
生体リズムは、外的要因を受けていない状態でも、朝は体温や血圧が低く、日中にかけて高くなり、夕方、夜にかけては徐々に下がるというようにやわらかな曲線を描いて変動しています。しかし、睡眠・覚醒のリズムは24時間より長いため、光の変化を受容して体内時計を調整し、生体機能を合わせる必要があります。この調整を行わず、リズムが狂ってしまうと心身の健康にひずみがでることになります。例えば、時差飛行や昼夜逆転の交替勤務では、しばしば睡眠障害や胃腸機能障害などをきたします。それだけではなく、生体リズムの異常は、うつ病、小児自閉症、登校拒否症、神経性食欲不振症、中枢神経疾患など様々な病的状態に関ることもわかっています。
しかし、自然光にあわせて日常生活をおくることは現代社会ではほとんど不可能です。そこで、照明を上手に使って、体内時計の調整を行うことが大切になってきます。例えば、北ヨーロッパの緯度の高い地域では冬の日照時間が短く、うつ病や自殺が多いことは良く知られています。このような日照時間が短い地域では、冬に顔面だけでも人工照明を一定時間当てる治療法が行われていて、その成果が認められています。
また、照明環境による作業性の効率や快適性の研究も進んでいて、作業内容によって効率の上がる照明環境が異なることが日本建築学会でも発表されています。例えば、私たちが集中力を高めて勉強や仕事をするには、全般的な明るさの10倍くらいの照度が机上に求められます。しかし、就寝直前までこのように明るい状態のもとで生活していると、睡眠障害の原因になることもあります。最近の研究によって、100~200ルクスでも誘眠ホルモンであるメラトニンが抑制され、眠りにくくなることがわかりました。就寝前のひと時は、明るさを抑えた暖かい光でくつろぐようにすることが大切です。
社団法人照明学会が行った「ストレスとあかり」についてのアンケート(男性209人、女性295人、10台~60代)の結果では、癒されると感じる光の種類はという問いに対し、半数以上の人が夕日や月明かりなど夕方から夜にかけての自然光と答えています。キャンドルライトも6割で癒し効果としての人気が高く、多くの人が炎のゆらめきに魅力を感じるようです。一方、人工光の癒し効果はあまり期待できず、アンケートでは蛍光灯やLED照明の評価が低く、人工光の中でもっとも高いと言われる白熱灯でも2割程度でした。さらに、あかりの色についても、夕日やキャンドルライトを連想させるオレンジ色に癒し効果を感じる人が8割近くと飛びぬけて多い結果が得られています。ストレスはさまざまな形で健康を害する要因にもなりかねません。家族の健康のためにも、ストレスのない照明について考慮するとよいでしょう。

◆壁リフォームのポイント

部屋を明るくするためには、照明のリフォームと一緒に壁もリフォームすれば、より効果的です。例えば、カーテンやじゅうたんを変えるだけも部屋の印象を明るくすることができます。
ポイントは、素材選びです。
素材の色と質感によって照明の「反射率」が異なるため見え方が変わります。反射率の違いは、色と質感によって生じます。白や淡い色は反射率が高くなる傾向があり、濃い色は低くなります。また、素材の表面に凹凸があると反射率は低くなります。一般的に、反射率が低いと柔らかいあかりに感じ、高いと強いあかりに感じます。落ち着いた空間やくつろげる空間をつくりたいのであれば、同じ色でも反射率の低いものを選ぶとよいでしょう。
素材選びで大切なのは、見た目のためばかりではありません。大きな面積を占める壁だからこそ、その素材が室内の空気環境を左右するといっても過言ではありません。一般的に安心の目安となっているのが、使用制限の規制対象外の表示マークF☆☆☆☆がついた建材です。しかし、その建材のどれもがホルムアルデヒドがゼロという意味ではありません。F☆☆☆☆は、28℃の温度条件において、1時間で建築材料1㎡当たりから発散されるホルムアルデヒドの量が5μg(0.005mg)以下であるということを示しただけです。つまり、F☆☆☆☆の建材でも、室温が28度以上になったときに、ホルムアルデヒドの量が5μg(0.005mg)以下であるとは限らないということです。通常、温度が上がれば発散速度は変わり、発散量も増えます。また、ゼロではないということは、密室状態では時間が経てば発散された分だけ室内の濃度が上がることにもなります。
さらに、F☆☆☆☆はホルムアルデヒドの発散量のみについて示すもので、それ以外の化学物質の発散量について示すものではありません。ホルムアルデヒドの他にも、室内の空気を汚染する化学物質はさまざまです。特に問題視されているVOCの中には内分泌撹乱物質として、エピジェネティックス変異を危惧されているものもあります。
このような現状をふまえて、機能性や健康面から見直されているのが、自然素材の壁材です。自然素材の壁材には、環境負荷が少なく、調湿性、断熱性などの機能に優れているものが多くあります。それらの機能は、素材の特性から生じる効果なので、薬品などを添加して得られる効果と違い、持続性や安全性の上でも優れているといえます。また、素材自体が自然のものですから、廃棄する際も環境を汚染する心配がなく、今求められている循環型社会の構築にも貢献できます。 では、機能性の高い自然素材の壁材をいくつか説明しましょう。

□植物系壁材

植物を利用した壁材で代表的なものといえば、和紙と木材です。
①和紙
こうぞはクワ科の植物で繊維が長く太いので、たいへん丈夫な紙ができます。一方、みつまたは、ジンチョウゲ科の植物でこうぞに比べ繊維は短く強さもやや劣りますが、滑らかで光沢のある紙ができます。これらを主原料とした和紙は、木材と同じで呼吸しています。湿度の高い時は湿気を吸収し、乾燥したときには蓄えていた湿気を放出しますので、調湿効果により夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。また、無作為に並んだ繊維が光を乱反射させるので、照明の灯りや日光を柔らかくする調光効果もあります。光と同様、音も分散・乱反射しますので、音は柔らかくなるだけでなく、部屋から洩れる音も軽減できます。保温効果もあります。さらに、和紙の場合はそのまま重ね貼りができますので、リフォーム時の工程が大幅に短縮できます。重ね貼りする事で、和紙の特性がより高い効果を発揮します。植物が原料ですから、環境負荷が低く、腐れば肥料になり、燃やしても有害物質をだしません。

家の中、全体が薄暗いと感じませんか?

(写真:「土佐和紙壁紙」株式会社クロスロード製)

②無垢材
木には調湿作用があり、部屋が乾燥している時は水分を吐き出し、湿気が多い時には余分な湿気を吸収し、湿度を快適な状態に保ちます。さらに、木には、抗菌性物質や害虫に食われにくい殺虫成分を含んでいるものもあります。例えば、屋久杉は、江戸時代に伐採された切り株が今でも腐らずに残っています。この屋久杉に含まれている精油成分には、室内の塵ダニに対して強い防虫作用があることも分かっています。また、ヒバのニオイ成分は0.2%で室内の塵ダニの繁殖を抑える働きがあります。このように、防虫効果がある木材を床に使用することで、アレルギーの原因ともいわれるダニの発生を合成殺虫剤などに頼らず防ぐことが出来きて安心です。無垢材は手入れがたいへんと敬遠される方も多いようですが、経年変化で傷が目立ちにくく、傷さえも味わいとなって自然素材ならでは趣が増します。さらに、無垢材には、天然の芳香剤となるものもあります。住まいの臭いを気にして芳香剤を使う人は多いと思いますが、その芳香剤が化学合成品では、住まいの空気をきれいにするために必ずしも良いこととはいえません。それぞれの木が持つ特有の香りには、さまざまな効果があることもわかっています。例えば、木の香りのする部屋で就寝すると疲れが早く取れるそうです。ビバの精油やヒノキの精油の吸入は血圧を低下させる効果があることや、ヒノキの芳香には、リラックスするときに脳内に発せられるアルファー波の量を増やすことも明らかになっています。木材の主要な精油成分であるα-ピネンの吸入は、緊張状態を抑える効果もあります。このように木の芳香には、化学合成品の芳香剤とは異なる、さまざまな効果が期待できます。その他にも、木は低音・中音・高音をバランスよく吸収する吸音性能に優れています。

□珪藻土

珪藻土は、藻類の一種である珪藻の殻の化石の堆積物(堆積岩)です。珪藻の殻は二酸化ケイ素でできているため、珪藻土もこれを主成分としています。混入している粘土粒子などの色の違いにより、珪藻土の色は白色、淡黄色、灰緑色と産地によってさまざまです。耐火性と断熱性に優れ、高い保温性と程よい吸湿性で昔から壁材として使われてきました。本来はコテなどで塗布する左官壁材として用されてきましたが、最近では珪藻土を混入したビニルクロスなども発売されています。珪藻土そのものには接着能力はないので、壁材としては石灰やアクリル系接着剤や樹脂を混ぜて使用されるのが一般的です。したがって、珪藻土を数パーセントしか含まないものも多く流通していますので、何がどのくらい含まれているのか確認して選ぶようにしましょう。

□石灰岩・貝殻

石灰岩や貝殻を焼成すると、成分が酸化カルシウムの生石灰になります。ちなみに、石灰岩からできた生石灰を石灰(いしばい)、貝殻からできたものを貝灰(かいばい)と呼びます。
生石灰に水を加えると成分が水酸化カルシウムの消石灰になり、消石灰に水を加えて練り合わせて壁に塗ると、空気中の二酸化炭素と反応して硬化します。消石灰を水で練ったものは粘性に乏しいので、壁材としての作業性を向上させるために角又(つのまた。暖海の岩上に生育する海藻)などの糊やスサと呼ばれる植物繊維を混ぜて補強したものが漆喰です。防火性が高いのが特徴で、古くは城や土蔵に使われたりしました。調湿機能があり、季節の変化に耐え、カビがつきにくいという性質をもつため、今でも押入れの壁などに使われることもあります。遮音性や遮光性にも優れています。乾燥後の収縮率が高いためひびが入りやすいのが欠点といわれています。
ヨーロッパの建築にも石灰が使われています。それは消石灰に川砂だけを混ぜた石灰モルタルや生石灰を大量の水で消化させ寝かせてペースト状にした生石灰クリームです。生石灰クリームは、消石灰に比べて、硬化後の収縮が少なく表面硬度が硬いうえに、コテによる艶が出やすい特徴があります。

シラス

家の中、全体が薄暗いと感じませんか? シラスは、2万5千年前、現在の鹿児島湾北部を火口とする姶良カルデラの大噴火によって発生した火砕流が堆積したもので、マグマの超高温で焼成された高純度のセラミック物質です。南九州はシラスによる広大な台地から形成され、シラス地層の厚さは5~60mから150mにもなります。非晶質の割合が60~80%もあるシラスは、火山灰や他の火山噴出物とは全く異なる特異な性質をもっています。非晶質は、分子構成が不安定で活性化しやすく、環境によって触媒反応等が起きやすくなることから、消臭・分解・殺菌・イオン化などの機能を発揮すると考えられています。そのシラスを原料とした壁材(図5)は、漆喰や珪藻土とも違った独特の風合いと色合いが特徴です。調湿、消臭性能に優れ、ホルムアルデヒドを吸着して再放出しません。また、多孔質なシラスの特性で、断熱性、防火性にも優れています。 シラスは、すでにマグマの超高温で焼成された高純度のセラミックですから、珪藻土や石灰のように焼成する必要がなく、製造過程においても省エネで環境に優しい材料といえます。色も豊富な上、塗りつけのパターンを変えることができるため、デザイン性の高い部屋づくりも可能です。既存のビニールクロスの上に塗布できる、リフォーム専用製品もあります(図6)。
さらに、シラス壁材を塗布しにくい場所(例えば天井や巾木・廻り縁のチリが少ないなど)や施工日数に限りがあるなどの場合に便利な、シラスクロスもあります(図7)。シラスクロスは、無機質系壁紙で表層は厚さ0.4mmのシラス粒子で出来ています。塗り壁タイプのシラス壁と同様に消臭機能があり、ホルムアルデヒドなど化学物質を吸着し、再放出しません。

家の中、全体が薄暗いと感じませんか?

このように、さまざまな自然素材の壁材があります。デザインや用途、予算に合わせて上手に使い分けるとよいでしょう。

なお、ご自分でもできる照明器具のお手入れ方法については講座No.16を、ビニルクロスのお手入れ方法については講座No.17をご参照ください。


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