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通信講座No.068 「家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?」

講座No.068-1 「家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?」

15年以上前の住宅と現在の新築住宅とでは、リビングの面積がたいぶ違ってきました。以前は、8~10帖が普通でしたが、今では15帖くらいの広さが一般的になってきています。
また、住まいは、家族のライフステージの変化により、広さだけではなく、使い勝手に不都合や不便さが生じることもあります。そんな時は、思い切ってリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。快適な空間をつくることは、住む人の気持ちを変え、より豊かな時間を作り出す効果もあります。限られた空間を広くするなんて無理と諦めず、デザイン力や設計力があり施工管理のしっかりした工務店やリフォーム業者に相談してみると良いでしょう。
そこで、リビングを広くするために考えられる方法をいくつかご紹介します。

◆リビング・キッチン・ダイニングの配置の見直し

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?リビングは、キッチンやダイニングと隣り合って配置してあるのが一般的です。しかし、そのつながり方や配置は、時代によって主流が変わってきています。かつては、それぞれを独立させるか、キッチンとダイニングは一緒で、リビングは独立させた間取りが多くみられました。しかし、最近ではリビングを広くとるために、リビング・ダイニング、もしくはリビング・ダイニング・キッチンを一つの空間として設計することが一般的です。図1はそのような設計の施工例です。
また、キッチンの一般的なレイアウトには、図2のようなタイプがあり、ダイニングとのつながり方で分類すると図3のような「オープン(アイランド型キッチン)」、「セミオープン(対面型キッチン)」、「クローズド(独立型キッチン)」の3タイプがあります。
既存のリビングがキッチンやダイニングから独立していても、それぞれのスペース配置やつながりを見直し、動線や生活スタイルを考慮したうえでひとつの空間にリフォームすることは可能です。

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?

最近は、オープンもしくはセミオープンタイプで対面式のキッチンとリビング・ダイニングをひとつの空間にする間取りが好まれます。料理や片付けをしながら家族とのコミュニケーションをとれる点が人気のポイントです。ただし、キッチンのニオイや煙が拡散したり、片付け前のキッチンが他人に見えてしまう可能性がありますので、ちょっとした工夫も必要です。例えば、ニオイを解消するために、排気効率のよい換気システムを設置したり、消臭効果の高い自然素材100%の壁材(例:シラス壁材や珪藻土壁など)を利用したりすることで、問題は改善できます。また、セミオープンのキッチンは、カウンターを高くすれば片付け前の状態が外側からは見えにくくなります。

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?

なお、キッチンの動線や設備については、通信講座No.20-3「本格的キッチンリフォームのポイント」をご参照ください。

◆階段の配置の見直し

かつては廊下に階段があるのが当たり前でしたが、最近は廊下を省略し、図5のようにリビングのなかに階段がある間取りも多く見られるようになってきました。壁がなくなり、吹き抜け部分から光も入ることで、部屋が明るく広く感じるようになります。さらに、リビングのなかに階段があると、家族に目を向けやすくなりますし、2階に子供室や個室がある場合、嫌でも家族の集まるリビングを通らなければならないので、おのずと顔を合わせることになります。また、お子さんがお友達を連れてきても、誰が遊びに来たのか自然に確認できる利点もあります。

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?

◆収納スペースを見直す

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?部屋をすっきりと広く見せるためには、家具などのインテリアが占める面積は、部屋の床面積の3分の1程度に抑えるのが望ましいと言われています。部屋の中央にはなるべくものを置かないようにし、入口から対角線上にスペースをあけておくと、部屋がすっきりと広く感じます。また、家具を部屋のあちこちに分散させず、一辺あるいはコーナーにまとめておくと床が広くなります。

□フォーカルポイントとしての収納

フォーカルポイントとは注視点、目を引く点のことです。例えば、庭造りでは視線が最も集まる見せ場を指し、ガーデン・オブジェやシンボルツリーを配置します。建築やインテリアの場合、和室の「床の間」、洋室の「暖炉」や「ニッチ」なども、フォーカルポイントにあたります。ひとつの空間にひとつのフォーカルポイントをつくると、メリハリのある空間を作りやすくなります。また、フォーカルポイントを出来るだけ部屋の奥に作ると、まずそこに視線がいくため、奥行きを感じさせることができます。
最近は、テレビが大型化しているため、テレビ周りをフォーカルポイントとしてリビングの収納スペースを見直すとよいでしょう。フォーカルポイントの位置は、各部屋の入口に立ってまず目に入る壁面が適しています。(図6)
フォーカルポイントを意識して収納スペースを見直す際は、家具やドアなどの同じ垂直面の色は統一するのが基本です。また、収納家具の奥行きや高さを揃えると部屋がすっきり見えます。最近は、棚や扉、引き出しなどの組み合わせが自由に出来る収納用建材を販売しているメーカーもあります。例えば、図7~図9はパナソニック株式会社の収納建材「キュビオス」という製品です。梁などの凸凹があるマンションやどんな大きさにも合わせることができるうえに、さまざまな棚や扉、引き出しが選択でき、オーダーメイドのように設置できるため、リフォームに適しています。扉、棚などの素材や色、オープンタイプ、扉や引き出し付き、オープン棚、扉、引き出し、可動棚などの組み合わせによって収納の仕方や収納量が変わります。

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?

メーカーの収納建材を使わなくても、図10のように造り付けの収納スペースはできます。自分の使い勝手に合わせて自由にデザインできる上、素材の選び方によっては、メーカー品を取り付けるよりも予算を抑えることが可能です。

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?

□和室を利用した収納

和室がリビングに隣接している場合は、図11~図12のように和室部分の床を上げて、その下を収納として使うこともできます。床面の上った和室部分に腰かけることもできますので、来客人数が多いときには、椅子代わりにもなります。図11は、もともとはフローリング床の上に、パナソニック㈱の和室型収納建材「畳が丘」を設置した例です。

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?

□床下を利用した収納

部屋を広く使うためには、床下収納を活用するのも効果的です。図13のように畳と一体になった蓋がついた和室専用の床下収納庫であれば、開け閉めが楽に出来るので頻繁な物の出し入れにも便利です。また、フローリングなどの床に取り付ける床下収納庫には、図14のように床下の収納部分がスライド式になっていて物の出し入れがしやすくなっているものもあります。

家族、兄弟が集まったとき、リビングが狭いと感じていませんか?

その他にもさまざまな工夫やリフォームで、リビングを便利で広く使えるようにすることは可能です。諦めずに、ぜひ信頼のおける業者に相談してみましょう。 なお、リフォームの前にできる収納家具や照明による演出で部屋大きく見せる工夫は、講座No.038-1「部屋を広く見せる方法」をご参照ください。

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