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通信講座No.073 「光熱費削減!費用対効果を考えるなら給湯器!」

講座No.073-1 「光熱費削減!費用対効果を考えるなら給湯器!」

昨年11月、気象庁が発表した3ヶ月予報では、エルニーニョ現象の影響から今年の日本は暖冬になるとの予報がなされていました。しかし、12月に入ると断続的に強い寒気が日本付近に流れ込み、西日本では平年より1.1~1.6℃、東日本では0.9~1.3℃低くなり、全国的に寒い年末となりました。
気温が低くなる時期に合わせて、反対に高くなってくるものがあります。それは光熱費です。冬場と夏場の光熱費を比較すると冬の光熱費は夏の約2倍(参照:財団法人省エネルギーセンター)になるという調査結果があります。実際に「夏に比べて、冬場の光熱費が高い」と感じている方も多いと思います。冬場に光熱費が高くなってしまうのは、部屋を暖めるために暖房機器の使用が増えることと、お湯の使用量が増えることが大きな要因となります。
また、世帯当たりの用途別エネルギー消費(家庭用エネルギー統計年報2011年版)を調べると、家庭におけるエネルギー消費のうち、給湯による消費は全体の33%にもなり、最も大きな割合を占めています。つまり、給湯部門は光熱費削減効果が最も出やすく、少し工夫するだけで大きな削減効果が得られることになります。そこで今回は給湯における光熱費の削減方法を考えたいと思います。

光熱費削減!費用対効果を考えるなら給湯器!

図1はうちエコ診断における給湯分野の対策を提案する画面です。他の分野と比較しても取り組みの数が非常に多くなっています。この図を見るとエコキュート、エコジョーズ、エコウィル、エネファームという普段は聞かない単語が多く見られると思います。これらは特別な機構を持つ給湯器であり、普通の電気給湯器より効率よく給湯を行なうことができます。
例えば、エネファームとは、水素と酸素を化学反応させて発電する燃料電池を使った装置です。政府が水素社会の実現に向け力を入れているFMV(燃料電池自動車)に使用されていることから大きな注目を集めています。この燃料電池によって、昼間に家庭で消費する分だけ発電を行い、発生した余熱をお湯として貯めて利用することが出来ます。試算によると一般的なガス給湯器からエネファームに変えると、給湯にかかる年間光熱費の50%、約17,600円を削減することが出来、排出二酸化炭素を392kgも削減することが出来ます。
一般的に給湯器の寿命は10年前後といわれています。日常的に使用しているので、多少お湯の出が悪くなったり、温まりにくくなっていても気づかないことがあります。もし、お使いの湯沸器や給湯器が10年以上前のものであまり調子がよくないのであれば、いつ壊れるか気に掛けながら使うよりも思い切って交換する準備を始めることをお勧めします。
エネファームなどの高効率給湯器を購入する際には、国や自治体から補助金が給付されることが多くなっています。民生用燃料電池導入支援補助金事業(FCA)では「エネファーム」を購入する際、購入費用の一部を補助金によって国が負担してくれます。種類によって異なりますが最大43万円の補助を受けることが出来ます。また、地方自治体が行なっているエネファーム設置費用補助金もあり、地域によっては国の補助金と併用することも可能です。地方自治体のエネファーム導入に対する補助金は、補修期間や補助金額、補助金対象の機種や形式が、その地域によって異なるため、補助金制度を利用して家庭にエネファームを設置する場合は、地方の補助金も受けられるかどうかも考慮に入れて、メーカーや機種を選択する必要があります。
光熱費は減らしたいけど給湯器を買い換えるには少し早い、初期投資する予算が足りないなど、使用状況や経済状況がそぐわないこともあると思います。そんな時にお勧めする、光熱費をより削減することが出来る取り組みは、シャワーヘッドを取り替えることです。節水シャワーヘッドを設置する場合、購入に1,000円(参考価格)かかりますが、年間約7,100円分の光熱費を削減できるため、2ヶ月で元を取ることが出来ます。10年間の使用で約70,000円お得になる取り組みです。シャワーヘッドを手元止水型シャワーヘッドに設置する場合では、購入に7,000円(参考価格)かかりますが、年間約12,400円分の光熱費を削減できるため、10年間で年間約11,700円もお得となります。

光熱費削減!費用対効果を考えるなら給湯器!

実は、シャワーを20分浴びると浴槽1杯分のお湯を使用することになります。シャワーは短い時間の使用でも、予想以上と多くのお湯を消費します。そのため、シャワーの時間を3割減らすだけでも、年間約10,600円削減することが出来ます。
給湯は少しお湯の使い方を変えるだけで、光熱費を大きく削減することが出来る分野になります。ご風呂をよく利用する場合であれば高断熱浴槽に替えるエコリフォームでもお湯の使用量を削減でき、成果を得られますが、エネファームのように家庭でエネルギーを作り出す機器を導入することによって、“創エネ”に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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