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通信講座No.006 「浴室のシャワーの出はどうですか?」

講座No.006-2 「自分でできるシャワーリフォーム」

前講座では、シャワーの水の出が悪くなった場合の簡単にできるお手入れ方法を説明しました。
それらのお手入れで改善されない場合は、下記の原因が考えられます。

(1)シャワーヘッド・ホースの不具合
(2)混合栓の不具合
(3)給湯器の不具合

給湯器の不具合に関しては、契約しているガス会社に依頼して点検してもらうことをお勧めします。シャワーヘッド・ホースや混合栓の不具合に関しては、機種によっては自分で交換可能です。
ご自分で交換にチャレンジされたい場合は、以下を参考にしてください。

◆シャワーヘッドとホースの交換について

「自分でできるリフォーム」一般的なシャワーヘッドとシャワーホースの分解図は、図1のようになっています。このような場合は、シャワーヘッドとホースを別々に交換が可能ですが、シャワー設置から10年以上経っている場合はホースも一緒に交換することをお勧めします。また、シャワーヘッドとホースの一体型の場合は、ホースごとの交換となります。

□交換のワンポイント

1) 新しいシャワーヘッドやホースの購入に際しては、既存の機種をメモしていくか、外したものをもって行くとよいでしょう。尚、機種によってはアダプターが必要な場合もあります。よく確認して購入しましょう。
2) シャワーヘッドには様々な機能が付加されているものがあります。お勧めは、少量の水でも水圧を感じる節水タイプとヘッドの手元に止水ボタンがあるタイプです。

□シャワーヘッドのみの交換について(図2)

1) シャワーヘッド部分を回して外します。滑るときは、ゴム手袋をつけて行うと緩めやすくなります。
2) 新しいシャワーヘッドをはめ込みます。シャワーヘッドに同梱されている専用パッキンやOリングパッキンも交換しましょう。

□シャワーホースと一緒に交換する場合(図3)

1) プライヤやレンチを使って混合栓本体から既存のホースを外します。
2) 新しいホースを混合栓に取り付けます。ナットを締める時は、傷をつけないように布などをあてるとよいでしょう。樹脂ナットの場合は、工具を使用しないで下さい。パッキンも一緒に新しいものに交換するようにしましょう。
3) 最後に水を出してみて水漏れがないか確認します。

◆混合栓の交換について

在来式の浴室で壁付の混合栓であれば比較的簡単に自分で交換が可能です。

□混合栓の種類

現在、キッチン、洗面所、お風呂に付く水栓は、「混合栓」という形式が一般的です。これは、お湯と水が別々の蛇口から出るのではなく、一つの蛇口から出てくる方式です。蛇口から出てくるお湯と水は混ぜ合わされ、好みの温度にすることができます。混合栓も構造によって、主に3種類に分けることができます。

1) ツーハンドル混合栓
湯と水の2つのハンドルの操作で、温度と水量を調節する水栓です。
2) シングルレバー混合栓
キッチンや洗面所で多いのは、この「シングルレバー」と呼ばれる方式です。出す・止めると温度調節と水量調整を1本のレバーで操作します。
3) サーモスタット混合栓
「自分でできるリフォーム」現在、浴室用として最も使われているのが、湯温調節ダイヤルにサーモスタットという機構が組み込まれていて、給湯温度や水圧が突然変わっても吐水温度をほぼ一定に保つ自動温度調節機能付の水栓です。温度表示のあるハンドルで温度を設定すると湯温の変化に応じてエレメントが伸縮し、湯水のバルブを動かして湯と水の量を自動で調節します。
サーモスタット機構が組み込まれていないのに温度調節ダイヤルがついているものもあります。ダイヤル部分に水色から黄色、オレンジといった色分けがされていて、この色を目安にダイヤルを動かし温度調整を行うタイプのものです。これも自動調整のように思えるかもしれませんが、構造はサーモスタットとは全く違います。このような混合栓の場合は、夏は水色に近い黄色が適温となり、冬はオレンジ色部分が適温になるなど、水道水の温度によって、適温位置が変わってしまうので注意しましょう。
新しい混合栓を購入する際は、取り付け条件が整っていればサーモスタット混合栓を購入することをお勧めします。最近の混合栓は止水・吐水がバーやボタンで出来るように使いやすく工夫されたもの(図5、図6)や、浴槽用の貯水と一緒に使う場合に便利な自動止水機能があるもの(図7)などが発売されています。機能や性能が優れていればその分高価ですので、予算や使用状況、将来のリフォームプランなどに合わせて購入機種を選択するとよいでしょう。
参考までに、防水・防湿をはじめ断熱・保温性能に優れていることから最近の主流となっているユニットバスの水栓は、さらに進化し限られた空間を有効に使えるようにシンプルでコンパクトなデザインになっています。(図8、図9)

「自分でできるリフォーム」

□交換の手順

1) 作業前に必ず止水栓を閉めます。その際、下記のポイントに注意しましょう。
・ 開閉に使用するドライバー(マイナス)はできるだけ幅広のものをおすすめします。
・ 止水栓の調節(開閉)の際は、給水配管に力がかからないように、止水栓本体を、手でしっかりと持って行ってください。
・ 止水栓を閉めるときは、元の位置を覚えておき、開くときには基本的にその位置まで戻してください。
・ 固くて閉められない場合や止水栓が見当たらないときは、図10を参考に家屋全体の元栓を閉めます。元栓は水道メーターの近くについている場合が多いですが、場所や形はさまざまです。いずれも右(時計回り)にまわすと閉まります。

「自分でできるリフォーム」

2) 既存の混合栓のクランクナットを緩めて、本体を取り外します。(図11)
3) クランクをゆっくり左にまわして取り外し、ネジ部を掃除します。(図12)
4) 新しいクランクにシールテープを矢印の方向に軽く引っ張りながら、7~8回巻き付けます。(図13)

「自分でできるリフォーム」

5) 新しい混合栓のクランクを取り付けます。壁付標準タイプと回転クランクタイプとありますので、それぞれ下記のポイントに注意して取り付けましょう。
壁付標準タイプの取り付けポイント(図14)
・ 壁面に対して左右のクランクが平行になっていることを確認して取り付けてください。

「自分でできるリフォーム」

回転クランクタイプの取り付けポイント(図15)
・ 回転クランクを右方向に回して壁に取り付けます。その際に、図16、図17を参考に真正面から見て左右の中心が水平、且つ上から見て壁面と平行であるよう調整してください。

「自分でできるリフォーム」

・ 図16のように真正面から見て中心が水平でない場合は、クランク本体が360度回転しますので、必ず手でクランク本体部分を手前に引きだしてから、左右のクランクナットの中心が水平になるように位置を合わせましょう。

「自分でできるリフォーム」

・ 図17のように、上から見て左右のクランクナットの端面と壁面が平行でない場合は、クランク本体部分が前後5ミリほど可動しますので、手で左右のクランクナットの端面が壁面に対して平行になるようにしましょう。

「自分でできるリフォーム」

6) クランクナット内にパッキンを入れ、混合栓本体を取り付けます。レンチなどでナットを左右均等にしっかりと締めつけます。
7) 最後に元栓や止水栓を開けて、水漏れがないか確かめ、水量を調節弁で整えます。

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