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通信講座No.080 「冷蔵庫に一工夫!光熱費削減!」

講座No.080-1 「冷蔵庫に一工夫!光熱費削減! 」

日本電気工業会(JEMA)は3月13日、2015年度の白物家電の国内出荷金額が14年度見込み比で4.2%増の2兆2,032億円になるとの予測を発表しました。2014年度は、消費税増税後の反動や、夏の台風、天候不順の影響によって、前年度比12.7%減と大幅な落ち込みが予測されています。しかし、2015年度は、ルームエアコンや電気冷蔵庫、電気洗濯機など耐久消費財の買い替え需要の増加や省エネ志向の高まり、消費増税による需要減少の影響が弱まることで消費マインドの回復が期待されており、今後の家電市場は底堅く推移するとみられています。
近年販売されている多くの家電は数年前の機器より大幅にエネルギー効率が上がり、消費電力が少なくなっています。冷蔵庫の場合、10年前のものと最新のものを比較すると約65%も省エネルギー性能が向上し、買い換えによって大きな削減効果を得ることが出来ます。冷蔵庫の省エネルギー性能が向上した理由には二つの技術が隠されています。ひとつは真空断熱材の採用です。真空断熱材は、小さな穴が無数に開いた素材を金属フィルムなどに封入し真空パックにしたものです。真空断熱材は従来の断熱材に比べ圧倒的な断熱性能を実現し、硬質ウレタンフォームの約20倍、グラスウールの約38倍の断熱性能を備えています。もうひとつはインバータ制御です。インバータが搭載されていない製品では、モータの回転は単純なONかOFFでしか制御できず、ONになれば常にフルパワーで作動してしまうため、ほんの少し調整したい場合でも電力消費のロスが多くなってしまいます。インバータが搭載されることでドアの開閉や庫内・周辺温度に応じて必要な分だけモータを運転させることが出来るため、消費出力が減少し、冷房効率の向上が可能となりました。この二つの技術によって、冷蔵庫は省エネ性能を飛躍的に向上させるに至りました。

冷蔵庫に一工夫!光熱費削減!

省エネ性能が高い省エネ家電を使用することも省エネルギー、光熱費削減には効果的な方法ですが、省エネ家電に買い換えなくても省エネによる光熱費の削減に取り組むことは出来ます。

冷蔵庫に一工夫!光熱費削減!

1. 詰め込みすぎをなくす。
冷蔵庫内は「7割目安」を目標にし、物をつめすぎないようにしましょう。 冷やさなくていい食材を入れれば、その分の電力が余計にかかります。食材を詰め込みすぎると、冷気の循環が阻害され、冷えすぎの場所、冷え切らない場所が出来、食材の冷え方にむらができてしまいます。冷気の吹き出し口を塞いでしまうと冷却効率が下がってしまうため、吹き出し口付近には食材を置かないように注意しましょう。1ヶ月に一度程度の掃除や整理を行なうことで、手早く食品が出せるようになります。また、整理する際には空けたときに全体を見回せるようにしておくと、開け閉めの時間を短くすることが出来、効率的に冷蔵することが出来ます。この取り組みで、年間約1,500円の光熱費を削減することが出来ます。

2. 開閉時間を短くする。
冷蔵庫を効率よく機能させる取り組みはドアの開閉を少なくすること、空けている時間を短くすることが重要です。
冷蔵庫の開け閉めは、そのつど冷気が外部に逃げて冷蔵庫内の温度が上昇してしまい、冷蔵庫内の温度が再び元の温度まで下がるのに余分に電気代を消費してしまいます。夏場は特に注意が必要で、たった10秒の開閉でも冷蔵庫内の温度は3~5度も上昇してします。扉を開けた状態が10秒~20秒長くなると、約30%も余分な電力を消費すると言われています。そのため、開け閉めは手早く、回数は少なくすることを心がける必要があります。空ける時は何を取り出すのか整理をした上で、回数を分けずに一度に取り出せるようにしましょう。冷蔵庫の中身を紙やホワイトボードに書き連ねておいて、冷蔵庫のドアにマグネットで止めておくと便利です。開閉回数と開閉時間を半分にすると年間約600円の光熱費を削減することが出来ます。

3. 適切温度を保つ。
冷蔵庫は庫内にあるダイヤルを調節したり、扉にデジタル表示で温度管理ができるようになっています。季節に応じて温度設定を見直しましょう。冬場は外気温が低く、冷蔵庫内との気温差が少ないので、「弱」でも食品を冷蔵することが出来ます。逆に夏場は外気温が高いので、開け閉めのたびに庫内の温度が上昇し、食材が痛みやすいので、「中」程度まで設定を上げておくことをおすすめします。屋内の気温に合わせて温度設定をすると食材の冷やしすぎを回避することができます。設定温度を強から中、中から弱へ変えることで冷蔵庫が消費している電力の1割程度削減することが出来、容量が大きな冷蔵庫の場合は電力削減量が大きく年間約5.200円光熱費を削減することが出来ます。

今回は冷蔵庫における、今すぐにもできる即効性の高い取り組みを中心に紹介しました。この機会に冷蔵庫の使い方を見直し、省エネルギーで光熱費を削減する方法に取り組んではいかがでしょうか。また、冷蔵庫は一人で使用する家電ではなく、家族が使う家電なので、家族で協力して取り組むことが大切です。家族でコミュニケーションをとりながら光熱費の削減に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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