ちょっと本格的なDIY講座~住まいの学習館(通信講座)~

住まいに関する知恵や技術を学ぶことが出来る通信講座や体験イベント情報を紹介

通信講座No.096 「屋根の葺き替えは考えた事ありませんか?」

講座No.096-1 「屋根材の種類と葺き替え時期」

屋根材によって、屋根葺き替えの時期は異なります。まずはご自身の家の屋根材の種類、その屋根材の寿命を知ることで、おおよその屋根葺き替えの時期について検討できます。また、屋根は普段ご自身でチェックができないため、まずは一度信頼のおける工務店に点検を依頼し、屋根診断をすると安心です。

◆屋根材の種類

屋根材は大きく以下の3種類に分類をされます。

□金属屋根材

1.トタン屋根

鉄板を亜鉛めっきで覆ったもので、亜鉛の犠牲防食作用を利用して、鉄板より錆び難く加工したものです。寿命は10~15年。塗装塗替時期5~8年。

2.ガルバリウム屋根

ガルバリウム鋼板は55%のアルミニウムを含む亜鉛合金でめっき処理された鋼板です。現在一般住宅で最も多く使用されています。寿命は20~30年。塗装塗替え時期10~15年。

3.ステンレス屋根

基材にステンレスを使用した鋼板を屋根材にしています。寿命は40~50年。塗装塗替え時期15~20年。

4.銅屋根

銅板は伸縮性・加工性が高く、大気中で保護膜を形成するので、高い耐久性を持ちます。空気に触れると酸化し、色の変化が起きます。寿命は60年~。塗装塗替えは不要。

TAG index


□粘土瓦

1.いぶし瓦

いぶし瓦日本の建築屋根に多く使用されています。焼成の最終工程で"コミ"とか"いぶし"と呼ばれる薫化(くんか)を行い、銀色の炭素膜を形成させます。寿命は50~100年。塗装塗替えは不要。

2.釉薬瓦

製造工程はいぶし瓦とほとんど変わらないのですが、粘土を成形し、乾燥し、白地(しらじ)と呼ばれる乾燥した素地に釉薬を施し焼成する点が、釉薬瓦たる所以です。寿命は50~100年。塗装塗替えは不要。


3.無釉薬瓦

文字通り釉薬を使わずに焼成します。細かく分類すると、釉薬を使わずに焼く素焼瓦や、生地に粘土以外の物質を混ぜて練り込み変化をつけて焼く練込瓦、窯の中で自然の変化をさせる窯変瓦などがあります。寿命は50~100年。塗装塗替えは不要。


□化粧スレート 商品例)カラーベスト・コロニアル等

化粧スレート主原料のセメントと繊維材料を用いて、約5ミリメートルの薄い板状に加工した人工的な屋根材です。寿命は20~25年。塗装塗替えは10~15年。


◆屋根材に関するよくある質問


Q1.屋根塗装をすれば、耐久性が上がる?!
A1.耐久性はあがりません。屋根塗装は美観を維持するためで、屋根材の基本性能を高めることにはなりません。
Q2.屋根材は軽い方が良い?!
A1.屋根材は軽い方が良いです。屋根が重いと重心が高くなり、地震時の振れ幅が大きくなります。さらに振り子の原理で元に戻る力も加わるため、建物には大きな負担がかかります。揺れを軽減するには、軽い屋根が適しているのです。
Q3.セメント瓦と粘土瓦の違いは?
A1.粘土瓦は粘土を成形し薫化(くんか)又は焼成したものですが、セメント瓦はセメントを瓦のように成形したもので、塗装によるメンテナンスが必要となります。

同じカテゴリーの通信講座をピックアップ

屋根・雨樋
屋根・雨樋
講座No.001「屋根の棟押さえ鉄板は一度取替えましたか?」
講座No.002「瓦漆喰の手入れは行っていますか?」
講座No.003「雨の日に雨樋から水が溢れて、バチャバチャ音を立てていませんか?」
講座No.059「瓦葺き屋根で地震のときにコワイと感じた事はありませんか?」
講座No.064「軒裏が雨漏りでシミていたり、腐ったりしていませんか?」
講座No.096「屋根の葺き替えは考えた事ありませんか?」

自然素材主義パートナー紹介