ちょっと本格的なDIY講座~住まいの学習館(通信講座)~

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通信講座No.007 「庭をもっと有効に使いたいと思いませんか?」

講座No.007-3 「本格的庭リフォームのポイント」

前2講座では、自分でチャレンジできる庭づくりの工夫やポイントを説明しました。
でも、もっと本格的なリフォームを望む人や、自分でチャレンジするには時間も掛かるし自信がないと思われる人もいるでしょう。そんな時は、信頼できる業者に相談しましょう。集合住宅のベランダや、家全体のバランスを考えたプランをつくるなら、まずは総合リフォーム会社に相談しましょう。
庭づくりのコンセプトや目的、希望を予算とともにきちんと伝えることからリフォームは始まります。予算によっては、希望を全て盛り込んだプランは難しいこともあるでしょう。その時に困らないように、何が一番大切なポイントなのか、盛り込みたい内容の優先順位を明確にして置くことが大切です。今出来なくても、段階的にまたは将来的に工事しやすいように考慮したプランが可能かどうかなども相談しましょう。プランによっては、植栽だけは自分でやってみるとか、ビオトープ池のキットだけ揃えてもらうなど部分的にDIYできるものもあります。また、植栽やウッドデッキ、塀やフェンス、門扉などの外構工事だけであれば、造園業者でも工事はできます。しかし、いろいろな工事が重なる場合、安いからと言っていろいろな会社にわけて依頼するのはお勧めできません。それぞれの工事は別であっても、1つの家、敷地を分けることはできません。そこに異なる会社の職人が同時に入らなければ、工事ができないこともあるかもしれません。そのような場合に困るのは、工事の品質や責任の所在まで分割されてしまうことです。何か問題が起きたときに、原因がひとつだけとはっきりしているときはよいですが、複合的な要因が重なって問題が生じた場合にどこも責任をとれない状態になりかねません。また、工程を管理し、それぞれの業者にスケジュールを伝えなくてはいけないのはかなり面倒なことです。価格だけにこだわるのではなく、親身になって庭造りを考えてくれる業者を選ぶようにしましょう。 そして、業者に相談する前に、自分の希望やイメージをしっかり書き出して置くことが大切です。散歩や外出の際にいいなと思う庭を見つけたら、どこがよかったか書き留めておくとよいでしょう。雑誌や広告などで気に入ったものを見つけたら、切り取っておくのも役立ちます。
例えば、ウッドデッキといってもいろいろあります。図1のように、キットで販売されているものを組み立てるものから、図2のようにシンボルツリーを植え込んだデッキと、大きさも形もさまざまです。自分の家と目的に合うにはどんなものにしたらよいか考える時間を楽しみましょう。

本格的庭リフォームのポイント

本格的庭リフォームのポイントたくさんの写真や事例を見ておくことは、自分のイメージをはっきりさせるのにたいへん役立ちます。
そこでいくつかの事例をここで紹介します。
図3は、ウッドデッキと外構一式の工事です。左下の枕木部分は駐車場です。右下の方に門扉がありますが、ウッドデッキに付けられたフェンス部分にポストと外灯が取り付けられています。玄関からでなくても、ウッドデッキを歩いてポストに行けるようにしています。庭には芝生を植えていますが、ウッドデッキ下は手入れを考えてコンクリート敷きになっています。
図4は、玄関前のアプローチを広くとっていないケースです。道路から階段を数段上がると玄関です。玄関が道路に面しているため、玄関前に格子とその手前に木を植えて目隠しにしています。アプローチと車庫ギリギリまでウッドデッキを配し、玄関前の格子と合わせたフェンスはウッドデッキに取り付けることで、広くはないスペースを有効利用しています。部屋から見ると図5のようになります。デッキに付けられたフェンスが部屋で座ったときの目隠しとなります。敷地条件があまり良くない限られたスペースを使うにはテラスづくりも有効です。

本格的庭リフォームのポイント

図6は敷地の周りを家で囲まれている庭のリフォーム例です。
南側に庭がありますが、前に家があるため日当りも広さも十分ではなく、住宅地ではよくあるケースです。これを図7のようにリフォームすれば、まるで部屋のように使うことが可能です。前面に半透明の目隠しパネルを設置し、鉢植えの観葉植物を置けば、前の家も気になりません。透明パネルの屋根付きですので、増築とは違って明るさも確保できる上、多少の雨なら洗濯物も安心して干しておけます。
図8は借景を考えた植栽の例です。壁のない大きな窓から見えるのは、公園の緑です。窓と庭のタタキ材との段差をギリギリまでなくして、部屋から見た庭とその向こうに見える公園の緑が一体になるよう、借景に配慮して造られています。大きい窓からの照り返しと雨の跳ね上がりを和らげるため、多孔質で透水性の高いシラスを原料としたタタキ材を使用しています。タタキ材の向こうには図9のようにビオトープ池を作り、家の中からも自然の生態系の様子が楽しめるようになっています。

本格的庭リフォームのポイント

以上は、庭を有効に使う事例のほんの一部です。
快適な住まいづくりを目指して、自分の家とスタイルに合った庭づくりにチャレンジしてみましょう。

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