ちょっと本格的なDIY講座~住まいの学習館(通信講座)~

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通信講座No.012 「お隣の視線が気になりませんか?」

講座No.012-2 「自分で行う目隠しリフォームのポイント」

前講座では、目隠し方法のポイントを説明しました。
そこで、実際に自分でリフォームにチャレンジするためのポイントを説明しましょう。

◆目隠し用パネルを利用する

既にある面格子やフェンスなどを利用するタイプや新たにパネルとして建物に取り付けるものなどいろんな種類があります。ホームセンターや通販などでも購入が可能なので、チャレンジしやすい方法です。ここでは、主な2つのタイプについて説明しましょう。

□既存の面格子などに取り付けるタイプ(図1)

ポリカーボネートやポリ塩化ビニル(またはビニール)などで出来たパネルを格子の間に取り付けることで、視線を遮ります。パネルに付着されているシールや両面テープ、または固定ベルトなどで取り付けられるものが多く、DIYに不慣れな人でも簡単にできます。浴室、洗面脱衣室、キッチン、ベランダなどに目隠しを取り付けたい場合などに有効です。ルーバー調になっているものもあるので、ある程度の通気は確保できます。色や透明度などはメーカーなどによって、差があるので用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

自分で行うリフォームポイント

□パネルを建物に取り付けるタイプ(図2)

自分で行うリフォームポイントボリカーボネートがアルミ枠にはめ込まれたパネルを壁やサッシ枠に取り付けることで視線を遮ります。ホームセンターや通販などで購入でき、ネジで止めるタイプ(図3)が多いため誰でも簡単にできます。但し、外にはね出すタイプの窓には取り付けられない場合もあります。
ルーバー調になっているものなら、ある程度の通気は確保できます。(図4)

自分で行うリフォームポイント

◆ガラスフィルムを利用する(図5)

自分で行うリフォームポイントさまざまなメーカーから発売されているガラスフィルムを目隠しとして利用する方法もあります。パネルを取り付けるには適していない掃き出し窓などのスペースに有効です。フィルムによっては、ホームセンターや通販などでも購入可能です。また、フィルムには内貼り用(室内側施工)と外貼り可能用(屋外使用可能)があり、柄や透明度、付加機能なども様々です。特に注目したい機能は、断熱や遮熱機能のあるフィルムです。他にも防虫効果のあるものもあります。一般的には網入りガラスや熱源(50℃以上)の近くには使用できません。施工業者に頼まなければできないフィルムもありますが、ここでは自分でもチャレンジできるタイプの貼り付け例を紹介しましょう。

1)一般的に用意する物
霧吹き、中性洗剤、カッターナイフ、メジャー、スキージ(ガラスフィルムを貼ったときに空気を抜くためのヘラ)、ガラススクレーパー(ガラスの汚れを落とすヘラ)、セロテープ、キッチンペーパー(雑巾でもよい)

2)手順
まずはガラススクレーパーと雑巾などでフィルムを貼るガラスの掃除をします。これが一番大事な作業です。もし、ホコリとか汚れがあればきれいに貼れないばかりか、貼ったあとも剥れやすくなります。
掃除が終わったら、霧吹きに中性洗剤を1滴ほど入れてあとは水で薄めます。
少し大きめに切ったガラスフィルムを貼ります。ガラスフィルムのシートをはがし粘着面に中性洗剤を薄めておいた霧吹きをスプレーします。ガラスのほうにもスプレーして接着面を湿らせます。こうすることによって、多少ずれても修正ができる上に空気も抜けやすくなります。フィルムは大変薄く折れやすいので取り扱いに注意しましょう。
真ん中から空気を抜いてきれいに貼った後、余った部分をカッターナイフでカットします。あとは乾けばきれいに張り付きますので、乾くまではできるだけ触らないようにします。
施工時の水分が施工後しばらく、ガラスとフィルムの間に残る場合があります。これにより、小さな水泡が残ったり、フィルム面が曇って見えたりすることがありますが、これは水分の蒸発とともに無くなります。但し、気温が低いときや日陰では蒸発にある程度の日数を要する場合もあるでしょう。

◆フェンスを作る

自分で行うリフォームポイント長さ、高さなど様々な条件に合わせることができるのは、フェンスによる目隠しでしょう。取り付ける場所や目的に合わせてデザインや材質をいろいろ選ぶことが可能です。耐候性、耐久性に優れているアルミ製品は、色、デザインの面でも優れていて種類も多いので、家や好みに合わせて選ぶ選択肢も広がります。また、最近は人工材木によるフェンスもいろいろ発売されています。一見木製に見える人工材木は、自然な感じのぬくもりを演出できるうえに、本物の木製品と違ってメンテナンス不要であることが人気につながっているようです。ここでは、DIYでチャレンジしやすい木製フェンスの作り方を説明します。木製フェンスといっても、デザインも材料もいろいろです。

自分で行うリフォームポイント一番簡単なのは、図6のような既製の木製パネルを使う方法です。柱や取り付けのために必要な金具などがセットで販売されているものもあります。大きさや用途が合っているのであれば、そういったセットを使うと効率的に作れるうえに価格的も比較的手頃であるといえます。
図6のような既製パネルを使わずに作る木製フェンスで最もシンプルなのが、図7のような横貼りのフェンスです。作り方は下記のとおりです。

1)用意する物
①木材(柱:75mmx75mm、フェンス:20mmx90mm、笠木:38mmx90mm)
加工がしやすく安価なWRC材(ウエスタンレッドシダー=米杉)、防腐性、耐水性に優れるウリンやイペなどのハードウッド、世界一白アリに強いと言われる耐久性と加工性のよさが人気のサイプレスなど予算に合わせて選ぶとよいでしょう。材質の特性の詳細については、講座No.007-2の◆ウッドデッキをつくるポイントをご覧下さい。
②ステンレスビス(41mm、75mm)
③フェンスブロック(90角用
④モルタル
⑤道具(図8~12)
インパクトドライバー、ビット、のこぎり(丸ノコ)、スコップ、水平器、バケツ、 木工用キリ、皿取キリ、クランプなど

自分で行うリフォームポイント

その他
ウリンやイペは無塗装で20年以上持つといわれていますが、WRC材などは防腐性や耐水性を高めるためにオイルステインなどの木材に浸透するタイプの塗料を使うことをおすすめします。塗装のポイントは、組み上げる前に塗布を行い、最後にもう一度仕上げに塗布すると塗り残しがなく美しく仕上がります。塗料の特性の詳細については、講座No.007-2の◆ウッドデッキをつくるポイントをご覧下さい。

自分で行うリフォームポイント2)手順
①設置場所と高さ、長さを決める。
まずはフェンスの全長を決めましょう。次に、柱が等間隔になるように位置を割り出し、穴を掘る場所を決めます。柱の間隔は、900~1500mm程度がベストです。設置場所の地盤が軟弱である場合や高さが1800mm以上、直線のみで長いフェンスなどの場合は、頬杖(図13)を入れたほうが良いでしょう。
②穴を掘る。
穴を掘る場所を決めたら、スコップで穴を掘ります。深さはフェンスブロック(90角用)が設置できるよう400mm程度掘り、底を柱など重たいもので突き固めておきます。
③柱を立てる。
穴を掘って突き固めたら、フェンスブロックを配置し柱を立てかけます。柱の高さをある程度揃えて柱の小口に、図14のように笠木(38×90mm)を固定し連結します。笠木をとめるビスは75mmを使用します。笠木をつけない場合は、不要な材を小口等に仮止めして、柱の頭を連結しておくと作業が楽になります。

自分で行うリフォームポイント④柱を固定する。
水平器で笠木の水平、柱の垂直(前後左右)と間隔を確認し、フェンスブロックの場所を決めましょう。深すぎる場合は底面に土を足すなどして調整をします。場所が決まったら静かに土を埋め戻し、 まんべんなく突き固めます。再度、笠木の水平、柱の垂直、間隔を確認し、フェンスブロックと 柱の隙間にモルタルを流し込みます。 モルタルを練る際、標準よりも水分が多めのほうが隅々まで行き届くのでおすすめです。 モルタルが完全に固まるまで数時間~1日かかります。(天候、気温、現場環境により異なります)
⑤フェンスを貼る。
モルタルが固まったら最後の仕上げのフェンス貼りです。
フェンス材をクランプ2個で挟みながら仮固定し41mmのビスを打ち込みます。フェンスは上段より貼っていき、空気抵抗を考慮した隙間を空けて貼りましょう。フェンス材の幅の半分程度の隙間をあけるのが目安です。
⑥注意点
・サイプレス、ウリンなどは木材が非常に硬いので、必ず下穴を事前に開けましょう。
・インパクトのビットや錐は消耗品のため破損する事があります。 予備を含め多めに準備しておくと、工事が中断する事無くスムーズに進みます。

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