ちょっと本格的なDIY講座~住まいの学習館(通信講座)~

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通信講座No.012 「お隣の視線が気になりませんか?」

講座No.012-3 「本格的目隠しリフォームのポイント」

前講座では、自分でチャレンジする目隠し方法を説明しました。しかし、講座No.011‐1でも説明したように、目隠しにもいろいろな方法があります。工夫次第で目隠しとしての用途だけに留まらず、生活空間を広げたり、省エネやエコに繋がったりと住環境の豊かさや快適さをもたらします。家の外観にも関ることですから、思い切って業者に頼んでリフォームしたいと考える人もいるでしょう。
また、ご近所に嫌味に思われないように、他の工事のついでにお願いしようと考える人もいると思います。そこで、今回は本格的リフォームのポイントを説明しましょう。

◆いろんな施工例を見る

目隠しということにとらわれないで、さまざまな施工例を見てアイデアを膨らませてみましょう。せっかく本格的にリフォームするのですから、建物や外構とコーディネートされたものにしたいものです。最近のフェンスは色も柄も素材も多種多様です。自分の家にあったおしゃれな目隠し方法が必ずあるはずです。ここに、最近のフェンスを使った目隠しの施工例を紹介します。
図1は、玄関前に門扉ではなく同じ素材で背の低いフェンスとで背の高い格子パネルを用いた例です。格子パネルとフェンスが玄関を開けたとき、道行く人などの視線を遮ります。また、玄関横の部屋の前庭が格子パネルを取り付けることで、外の視線を意識しないで落ち着ける空間になります。

本格的目隠しリフォームのポイント図2は、玄関前を駐車場として使っている建物の例です。このように塀や門扉がない場合でも、図3のように格子とポリカーボネートのパネルを取り付け、少しの植栽を施すだけで、玄関前の単なる目隠しではなく、庭とアプローチとを兼ねた雰囲気のある空間を作ることができます。
図4は、リビングの外の空間にルーバー式のフェンスを取り付けて目隠しする例です。ルーバーの角度を調整すれば、庭でくつろげるプライベートな空間を作り出すことができます。
目隠しの必要がないときは、ルーバーを開いておけば通気と防犯を兼ねることができます。

本格的目隠しリフォームのポイント

本格的目隠しリフォームのポイント

ガーデニングを兼ねた目隠し用フェンスもあります。図5はその例です。植栽が絡みやすいように考慮されています。図6のように外構に使ったり、図7のような掃き出し窓の目隠しにしながらガーデニングを楽しんだり、緑の日よけにもなります。

本格的目隠しリフォームのポイント

本格的目隠しリフォームのポイントこのようにいろいろな材料がありますので、自分の家の環境や外観、ライフスタイルにあった方法を見つけることがリフォームを成功させるポイントです。
まずは、こんな風にしたいということを業者に相談してみましょう。

◆材質を知る

フェンスの材質もさまざまです。アルミ材なのに、まるで木や石のような色・柄を施されたものや天然木なのに特殊技術加工によりメンテナンスがいらないものなど、形状、用途、予算に合わせて考えてみましょう。売りたいものを押し付けるのではなく、それぞれの特徴をメリット、デメリット共にきちんと説明して提案してくれる業者を選ぶようにしましょう。

□アルミ形材

錆や腐食に強いアルミニウムは、耐久性に優れ、門扉やフェンスの素材として最も多く使われているものです。成形の方法によって「形材」と、次に説明する「鋳物」の2種類に分かれます。軽量で、比較的安価な商品が多いこのアルミ形材の方が種類も多く一般的と言えるでしょう。デザイン的にはシンプルなものが比較的多くみられますが、高級感を出した商品も出てきています。図8のように色・柄もさまざまで本物の木のように見えるものあります。

本格的目隠しリフォームのポイント

□アルミ鋳物

アルミ鋳物はアルミ形材より重みがあり、デザイン性のある曲線を作り出すことができるので、高級感のある製品が多くみられます。価格的には形材よりも高めです。また、枠が形材で中央のパネル部分に鋳物を用いて装飾を施している複合タイプと呼ばれる商品もあります。

□アルミ+木

木製の質感の良さとアルミの性能の高さをミックスした複合タイプの製品です。図9はその材質の例です。

□アイアン(鉄)

本格的目隠しリフォームのポイント繊細なデザインと重厚感あふれる質感が持ち味のアイアン。手づくりのものも多く、素朴な温もりはナチュラルな外観の家や輸入住宅などによく見られます。価格は高めです。

□スチール

強度に優れ、加工性に富み、価格も安いということで従来まで主流だった素材ですが、耐食性・耐候性に劣るのが欠点で、最近はあまり人気がありません。

□天然木

なんといってもナチュラルな質感と温かな肌触りは天然木が一番です。木材によっては、軽量で強く、加工がしやすいというメリットがありますが、反面、反りやすく虫や菌に侵されやすいという欠点もあります。しかし、最近は防腐処理を施して耐久性を高める加工を施したものも多く見られるようになりました。また、メーカーによっては、薬剤を使わずに特殊加工を施し、木の風合いを残しながら、耐久性を高めたメンテナンスがいらない商品もでています。

□人工木材

木粉と樹脂の混合素材が人工木材です。
木材のやわらかな感触と、樹脂素材の耐久性をあわせもつ新素材です。現在、エクステリア建材メーカー各社から様々な人工木製品が発売されています。木粉50%以上のものを人工木材、それ以下の配合のものを木粉入り樹脂と呼称しています。図10は、人工木材の例です。
廃材や廃プラスチックを再利用したエコマーク認定商品も発売されています。

目隠しのためのリフォームは、空間を有効に使うための工事です。補修が理由のリフォームとは違います。快適な生活空間のためにすることが主目的ですから、補修工事のようにあわててするものではありません。
何社かに相談して、センスのよい提案と丁寧な工事をしてくれる信頼のできる業者をしっかり選ぶことが、より良いリフォームには大切でしょう。

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