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通信講座No.020 「台所の流し台回りが古くなり、汚くなっていませんか?」

講座No.020-2 「自分でできるキッチンのプチリフォーム」

前回は、清潔でキレイなキッチンづくりのために掃除のポイントを説明しました。しかし、掃除をしてキレイになっても、古びた感じは拭えないこともあるでしょう。リフォームするなら、最新器具を付けたいし、キッチンだけでなくリビングと一緒にリフォームしてオープンキッチンにしたい、給湯器もついでに新しくしたい、などキッチンのリフォームを考えると根本的に住まいの見直しをしなくてはならなくなることもしばしばあります。
そこで、今回は、もう何年かはこのキッチンで我慢しようという人のために、自分でできるキッチンのプチリフォームについて説明しましょう。

キッチンをプチリフォームでイメージアップするには、3つのポイントがあります。
1. ピカピカの水栓金具
前回も説明しましたが、ピカピカの水栓金具はキッチンをキレイに見せるコツのひとつです。
2. キャビネット・吊り戸棚の面材
キッチンを見たときまず目に付くのが、やはりキャビネットや吊り戸棚の扉です。それらの面材を変えるだけでも、キッチンのイメージが大きく変わります。
3. 壁
水栓やキャビネットと棚の扉をキレイにすると、壁の古さや汚れが目立ってしまいます。タイルの目地を補修して、壁紙部分は思い切って張り替えてみましょう。

では、それぞれのポイントのリフォーム方法を説明しましょう。

◆水栓金具

新しい水栓金具をホームセンターなどで購入するときは、現在使用しているものの形状や型番などをメモして行き、取り付け可能かどうかをよく確認しましょう。メーカーによっては、カスタマーセンターなどに電話すると、取替え用の型番などを教えてくれたり、通販で購入できたりしますので、まずメーカーに問い合せるとよいでしょう。

□必要な工具類(図1)

キッチン掃除のポイント

□作業前の注意事項(図2~3)

作業を始める前に必ず止水栓を閉め、水を止めてから行います。器具に付いた止水栓も閉めましょう。

キッチン掃除のポイント

□水栓金具の各名称(図4~5)

キッチン掃除のポイント

□壁付き混合水栓の場合(図6~9)

クランクナットをはずします。(図6)
古い本体のみをはずします。(図7)
偏心管を掃除して、クランク用パッキンを新しいものに替え、新しい混合栓を脚ごと取り付けます。(図8)
クランクナットを締め、作業後に止水栓を開いて水漏れのないことを確認する。

キッチン掃除のポイント

□台付き混合水栓の場合(図10~13)

台の下にある止水栓と接続されている部分の2ヵ所のナットをはずします。配管内に水が残っている場合があるので、バケツを置くかタオルなどで受けながらはずしましょう。(図10)
古い本体をはずします。(図11)
新しい混合栓を取り付けます。(図12)
ナットを締め、作業後に止水栓を開いて水漏れがないか確認します。(図13)

キッチン掃除のポイント

□ワンホール混合水栓の場合(図14~17)

台の下にある止水栓と接続されている給水管を、ナットを緩めてはずします。配管内に水が残っている場合があるので、バケツを置くかタオルなどで受けながらはずすとよいでしょう。(図14)
古い本体をはずします。(図15)
新しい混合栓を取り付けます。(図16)
ナットを締めて接続します。作業後、止水栓を開いて水漏れがないか確認します。(図17)

キッチン掃除のポイント

◆キャビネット・吊り戸棚の面材

塗装よりもキレイで、施工後のお手入れも楽な方法として、カッティングシートを貼るとよいでしょう。施工が簡単で大がかりな工具も要らず、ホームセンターやインターネット通販でいろいろな色・柄を選ぶことが出来きます。図18はその施工例です。
カッティングシートを購入するときは、採寸した大きさよりも長さ、幅とも切りしろ5cmほど大きくカットすることを考慮して多めに用意しましょう。また、無地は下地の凸凹が目立ちやすいので、下地の状態を考えて購入しましょう。合うものがあれば、取っ手を替えることも可能です。

キッチン掃除のポイント

□必要な工具類

ヘラ、地ベラ(柄付きカット定規)、カッター、はさみ、ドライヤー、メジャー、定規

□作業前の注意事項

まず、扉をはずし、扉に付いている取っ手等の部品を全て取り外します。
貼る面を掃除して、汚れを綺麗に取り除いておきます。

□作業手順

貼る面の採寸をし、切りしろ分として5cm程度(上下左右)大きめにシートをカットします。
シートによっては、下地が凸凹している場合、接着性を改善するためプライマーを塗る必要がありますので、シートの施工要領書を確認しましょう。
裏面のシールを少しずつ剥がしながら貼っていきます。貼る際にヘラを使い空気を入れないよう押さえながら貼ります。シールなので一度貼ると剥がせません。貼る際は十分注意しましょう。
ヘラで角をきっちり押さえ、溝などあればその部分も丁寧に密着します。
次に、扉を開けたときに見える上・横の縁部分は巻き込んで施工します。局面部にあたるシートを図19のようにドライヤーで暖め、軟らかくした後で、手やヘラで丁寧に密着していきます。ドライヤーで加熱する際は、部分的に暖めるのではなく、シート全体をまんべんなく暖めるようにしましょう。
シートが軟らかくなったら、図20のように両手で軽く引っ張り、局面に沿って貼り込みます。シートの端部の剥がれや収縮を防ぐためには、裏面へ1~2cmほど巻き込むことをお勧めします。余った部分はカッターでカットしていきます。
取っ手等は貼り終わった際に穴を開けて取り付けてください。

キッチン掃除のポイント

◆壁材

シンクやガス台まわりの壁には、耐水性や耐熱性、耐久性に優れていることから、タイル、キッチンパネル、ステンレスが多く使用されています。キッチンパネルやステンレスは、汚れが付着しにくいので、古くなってもそれほど変化はありませんが、タイルの壁の場合、古くなってくると目地がやせたり、汚れがとれにくくなったりします。
そのような場合は、目地を補修するだけでもかなりイメージがアップします。作業も簡単なので是非試してみてください。また、タイルも貼り替えたい場合は、タイルの上から直接貼ることのできるタイルセントを使うと、下地をはがす必要がないので施工が簡単です。但し、タイルの貼り終わりが壁の途中の場合は、新しく見切り縁を取り付けるなどの処理が必要になります。

□作業前の注意事項

必ずタイルをキレイに掃除して、カビがひどい場合は、カビ取り剤で取り除いてよく乾かします。目地が欠けたりはがれかけている部分は、マイナスドライバーなどで取り除いておきます。

□作業手順

目地セメントや目地補修材を全体に塗りつけます。
ゴムベラなどを使って、目地全体にすり込むようにしてください。塗りむらがないように、均等に塗るのがポイントです。
目地材が生乾きのうちに、タイル面についている目地材を、濡れたぞうきんなどで拭き取ります。必ず乾く前に行いましょう。

以上が、自分でできるキッチンまわりのプチリフォームです。壁紙も貼り替える場合は、通信講座No.017‐2を参考にしてください。

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