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通信講座No.021 「洗面所が汚くなっていませんか?」

講座No.021-1 「洗面所の掃除のポイント」

毎日使う、何度使うも、そして家族みんなが使う洗面所は、いつも、そしていつまでもキレイに保つことはなかなか大変なことです。むしろ、使用頻度が多いために、汚くなっていても感覚的にマヒしていることさえあり、来客のときにあわてるなんてことも多くの人が体験しているのではないでしょうか。洗面所のキレイさは見た目の問題だけではなく、衛生的にもいつも清潔にしておきたいところです。さらに、最近の家では、洗面所は浴室隣室空間として、洗面だけではなく脱衣所兼洗濯機置き場であったりもしますので、汚れやほこりが付きやすい上に、浴室と隣り合わせで湿気が多いため、家の中で傷みの早い場所でもあります。
朝、顔を洗うとき、洗面所が清潔でキレイであれば一日が気持ちよくスタートできるはずです。古いからきたなくても仕方がないとあきらめる前に、まずは、もう一度掃除をし直してみましょう。

それでは、掃除のポイントを部位ごとに説明しましょう。

◆洗面台の掃除方法

□ふだんの掃除

① 使用後や気づいたときにサッと、または1日1回と決めてでも汚れを拭き取ります。汚れを溜めないことを習慣にすれば、掃除が簡単になります。
② せっけんや歯磨き粉、こぼれた化粧品はサッと水で洗い流してから、から拭きします。洗顔料や化粧品のなかには、ついたままにしておくと材質を傷めるおそれのあるものがありますので、放置しないようにしましょう。

□ていねいな掃除

① 汚れが気になりだしたら、いつもより丁寧に掃除しまましょう。
② 陶器製の洗面ボウルなどに付いた水あかは、スポンジに浴室用研磨剤入り洗剤を取り、円を描くように洗います。ブラシに直接重曹をつけて、こまめに磨く方法もおすすめです。完全にきれいにならないときも、根気よく何度か繰り返してみてください。
③ 陶器製の洗面ボウルに次のような汚れがついた場合も、②の方法で何度かこすり洗いをします。  金属せっけん:せっけん分や人体の脂肪分が水道水中の金属成分と反応して表面にできるざらざらしたもの。
 メタルマーク:陶器表面に金属類が強く接触したり、こすれたりするとできる黒や銀色のスジ状の傷。掃除用具の金属部分や指輪などがメタルマークの原因になるので注意。  もらいサビ:ヘアピンなどを置いたままにしておき、さびが付着してしまうこと。お湯をかけて温めてから擦ると取れやすくなる。
④ 樹脂製の洗面ボウルやカウンター部分は、スポンジに浴室用中性洗剤を取りやさしく洗います。スポンジやアクリルタワシに重曹をつけて、こまめに磨く方法もおすすめです。
⑤ ボウル部分は水洗いをし、カウンター部分は水拭きして洗剤成分を拭き取ります。最後にから拭きして仕上げます。
⑥ オーバーフロー穴(洗面ボウルの水があふれないようについている小さな排水口)に付いた黒ずみは、浴室用中性洗剤で歯ブラシを使って擦り洗いします。水で洗剤成分を洗い流して、から拭きします。
⑦ 排水口の栓もつまんで取り出します。ヘアキャッチャーなどにたまったゴミを取り除き、歯ブラシで汚れを擦り洗いします。
⑧ 排水パイプの詰まりや臭いを防ぐためには定期的な手入れが必要です。掃除のついでに、洗面ボウルの1/2~2/3くらいまで、40℃~50℃のお湯をためて、一気に流すだけでもパイプに付着した油分などを溶かし流す効果があります。ためたお湯に酸素系漂白剤を溶いて流せばより効果的です。漂白剤を使用した場合は、パイプを傷つけないために仕上げに水をたっぷり流し込み漂白剤を洗い流します。漂白剤の代わりに、重曹を使っても効果があります。

□注意事項

① シンナーやベンジン、酸性やアルカリ性の洗剤は変色や変質の原因になりますので、注意してください。
② たわしや研磨剤入りの洗剤を使うと傷の原因となりますので、日常のお手入れには使用しないようにしましょう。

◆水栓金具の掃除方法

□ふだんの掃除

① 使うたびにから拭きしておけば、水栓に水あかの付着したり鈍くくすんだりすることはありません。から拭き用の小さなぞうきん等を洗面台のカウンターに置いておくと良いでしょう。

□ていねいな掃除

① 汚れが気になりだしたら、スポンジに浴室用研磨剤入り洗剤を取り、やさしく磨きます。早く落そうと強くこすると、水栓を傷つけかえってくすみの原因になります。重曹をふりかけてスポンジかアクリルたわしでこする方法もおすすめです。
② 水栓金具のまわりによく見られるピンク色の汚れは、バクテリアによるものです。①の方法で取れない場合は、汚れの部分にティッシュペーパーを敷き、浴室用中性洗剤を拭きつけ、10分~20分そのままにしておきます。カビ取り剤や漂白剤は、カウンターや金具の品質を劣化させるおそれがありますので、使用しないようにしましょう。
③ 水栓の汚れがとれたら、洗剤成分を洗い流し、乾いた布で磨きあげます。酢水をスプレーしてアクリルたわしでこすると、ピカピカになります。
④ シャワー水栓がついている場合は、水栓と一緒に洗うようにしましょう。
⑤ シャワーの散水板にゴミがたまると、水の出が悪くなることがあります。ネジがあるものは、ネジを緩めて散水板を外します。ネジのないものは、散水板そのものを外します。網目に詰まったゴミを歯ブラシで擦って落します。
⑥ よくすすいだら、散水板をもとに戻します。

□注意事項

① 散水板をはずすときは、中の部品をなくさないように洗面ボウルの排水栓を閉めておきましょう。

◆キャビネットまわりの掃除方法

□ふだんの掃除

① 洗面台のキャビネットは多くがプラスチック製です。ここに収納される化粧品の中には、プラスチックに付着したままにしておくと変色や変質、破損の原因となるものもあります。日頃から、化粧品をつけてしまったら、すぐに拭き取ることを習慣づけましょう。
② キャビネットの変色や変質を防ぐために、化粧品用トレイの上に置くようにするとよいでしょう。また、収納は70%程度に抑えておくと、日頃のお手入れも楽です。

□ていねいな掃除

① 年に1~2度は手の届きにくいところや時間がかかる場所もお手入れしましょう。
② まず、中の小物を取り出します。
③ 十分に絞った布に台所用中性洗剤を取り、全体をふき取ります。台所用中性洗剤の代わりに、重曹を使ってもよいでしょう。
④ 洗面ボウル下のキャビネット内にある排水管にカビがついていたら、歯ブラシにクリームクレンザーか重曹をつけて、こすり洗いをします。
⑤ 全体を水拭きし、洗剤成分を取り除きます。
⑥ から拭きして水分を取り除き、しばらく開け放して乾燥させます。
⑦ 十分乾燥したら、小物を戻します。

□注意事項

① 洗面ボウル下のキャビネットは排水管があり、湿気がたまりやすい場所です。カビを生やさないためにも、定期的なお手入れと換気を行いましょう。

◆鏡・照明の掃除方法

□ふだんの掃除

① 使うたびに水しぶきを拭き取る習慣をつけましょう。から拭き用の小さなぞうきんなどをそばに置いておくとよいでしょう。化粧水を使ったあとのコットンで鏡を拭く方法もおすすめです。

□ていねいな掃除

① 水アカが少なく曇り程度の汚れなら、炭酸水をさっとスプレーしてふく方法もおすすめです。曇りがスッと楽に落ちます。
② 汚れがひどい場合は、鏡にガラス用洗剤をつけて、十分に絞った布でみがき、仕上げに丸めた新聞で磨くとインクの油分でツヤがでます。
③ 汚れがひどい場合、ティッシュなどに酢水をしみ込ませて、鏡全体に貼り付けてその上からラップで覆って半日放置しておく方法もおすすめです。仕上げに、ジャガイモの切り口を鏡に密着させてゴシゴシこすると、でんぷん質の膜が残ります。この膜が乾いたら、乾いたきれいな布で根気良く磨きます。きれいになるうえに、曇り止めにもなります。
④ さらに、年に1~2度は、照明カバーと蛍光灯も取り外して掃除します。
⑤ 蛍光灯はぬるま湯で十分に絞った布で軽く拭きます。
⑥ プラスチックの照明カバーは、ホコリをはらって取り外し、台所用中性洗剤かせっけんと重曹を使って洗いましょう。

◆壁の掃除方法

□ふだんの掃除

① せっけんや水しぶき、化粧品など、洗面台まわりの壁はいろいろと付着しています。汚れが沈着し、変色・変質するまえに、使った後や気づいたときにサッと、または1日1回と決めてでも汚れを拭き取ります。

□ていねいな掃除

① 掃除機、ペーパーモップ、ハタキなどでほこりを取ります。擦らないよう注意しましょう。
② 十分に絞った布に台所用中性洗剤をつけ、壁を上から下へと拭いていきます。
③ 中性洗剤のかわりに、1Lくらいのぬるま湯に重曹20gとせっけん(成分表示に純せっけん○%と表示されているもの)を溶かして使う方法もおすすめです。重曹とせっけんは、油汚れや泥、ホコリに強く、効果的に汚れを落すことができます。また、重曹には除菌効果もあります。アクリルたわしかアクリル毛糸を丸めたものに溶液をつけて、隅の目立たないところでテストします。変色などがないことを確認してから、全体を優しく磨きます。ジョイント部分に、水分が入らないように気をつけて磨いてください。
④ 仕上げに水1カップにクエン酸か酢(調味酢はだめ)を小さじ一杯溶かして、全体にスプレーしながら、さっとふきとります。
⑤ 掃除の後は十分に換気を行い、よく乾かしましょう。
⑥ カビによる黒ずみや汚れがひどくて落ちない部分には、歯磨き粉をつけて円を描くように磨いてみましょう。
⑦ タイルの場合は、汚れをとった後に、乾いてから目地にろうそくを塗りこんでおくとカビ予防の効果があります。

◆床の掃除方法

□ふだんの掃除

① せっけんや水しぶき、化粧品など、気がつかないうちにいろいろと床に付着しています。汚れが沈着し、変色・変質するまえに、使った後や気づいたときにサッと、または1日1回と決めて汚れを拭き取ります。

□ていねいな掃除

① 掃除機、ペーパーモップでほこりを取ります。擦らないよう注意しましょう。
② フローリングの床の場合、ホコリをしっかりとってから、十分に絞った布に台所用中性洗剤をつけて溝に沿って拭きあげます。洗剤の代わりに、酢水をスプレーしながらぞうきんがけをする方法もお勧めです。柄の長いぞうきんモップを使うと作業が楽です。
③ ビニールのフロアークッションの場合は、凹凸があって汚れが落ちにくいものですが、アクリルたわしに重曹をつけて磨くときれいに落ちます。仕上げは酢水をスプレーして、さっと拭いてください。

以上が、汚れの程度と部位ごとの掃除方法です。どの部位でも掃除の基本は、何といっても汚れをためないことです。使ったとき、気が付いたとき、または1日1回と決めて前述のふだんの掃除を習慣にすれば、掃除がずっと簡単になるだけではなく、清潔できれいな洗面所を保てます。

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