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通信講座No.021 「洗面所が汚くなっていませんか?」

講座No.021-2 「自分でできる洗面所のプチリフォーム」

前回は、清潔でキレイな洗面所づくりのために掃除のポイントを説明しました。しかし、掃除をしてキレイになっても、古びた感じは拭えないこともあるでしょう。洗面台だけ取り替えることも可能ですが、築年数が15年以上であれば水まわりの土台や床下の傷み具合も心配ですし、浴室の隣が洗面所であれば、浴室のリフォームと一緒に計画した方がよいこともあります。 そこで、今回は、もう何年かはこの洗面所で我慢しようという人のために、自分でできるプチリフォームについて説明しましょう。

洗面所をプチリフォームでイメージアップするには、3つのポイントがあります。
1. ピカピカの水栓金具
ピカピカの水栓金具は洗面台をキレイに見せるコツのひとつです。
2. キャビネット・吊り戸棚の面材
キャビネットや吊り戸棚の扉の面材を変えるだけでも、イメージが大きく変わります。
3. 壁
水栓やキャビネットの扉をキレイにすると、壁の古さや汚れが目立ってしまいます。タイル部分は目地を補修し、壁紙部分は思い切って張り替えてみましょう。
4.床
洗面所などの水まわりによく使用されているクッションフロアなら、比較的簡単に張り替えが可能です。

では、それぞれのポイントのリフォーム方法を説明しましょう。

◆水栓金具

洗面台の水栓は、主に台付き混合水栓(図1)かワンホール混合水栓(図2)が使用されています。新しい水栓金具をホームセンターなどで購入するときは、現在使用しているものの形状や型番などをメモして行き、取り付け可能かどうかをよく確認しましょう。メーカーによっては、カスタマーセンターなどに電話すると、取替え用の型番などを教えてくれたり、通販で購入できたりします。洗面化粧台によっては水栓金具の交換が難しい場合もあります。尚、洗面台によくある下記の2種の水栓金具の交換方法は、通信講座No.020-2をご参照ください。

自分でできる洗面所のプチリフォーム

◆キャビネット・吊り戸棚の面材

塗装よりもキレイで施工後のお手入れも楽な方法として、カッティングシートを貼るとよいでしょう。施工が簡単で大がかりな工具も要らず、ホームセンターやインターネット通販でいろいろな色・柄を選ぶことが出来きます。図3はその施工例です。
カッティングシートを購入するときは、採寸した大きさよりも長さ、幅とも切りしろ5cmほど大きくカットすることを考慮して多めに用意しましょう。また、無地は下地の凸凹が目立ちやすいので、下地の状態を考えて購入しましょう。合うものがあれば、取っ手を替えることも可能です。
カッティングシートの貼り方の詳細は、通信講座No.020-2をご参照ください。

自分でできる洗面所のプチリフォーム

◆壁材

□タイルの場合

タイルの壁は、古くなってくると目地がやせたり、汚れがとれにくくなったりします。そのような場合は、目地を補修するだけでもかなりイメージがアップします。作業も簡単なので是非試してみてください。また、タイルも貼り替えたい場合は、タイルの上から直接貼ることのできるタイルセントを使うと、下地をはがす必要がないので施工が簡単です。目地の補修方法の詳細は、通信講座No.020-2をご参照ください。

□壁紙の場合

洗面台のまわりは、化粧品やせっけんが飛び散ったりするため汚れやすく、湿気が多いため壁紙にカビがついたり、剥がれやすいところです。思い切って壁紙を張替えれば、かなりイメージアップできます。但し、せまい空間の壁紙の張替えは、壁紙の切り貼りや作業に手間がかかります。壁紙の張替え方法の詳細は、通信講座No.017-2をご参照ください。

◆床材(クッションフロアの場合)

洗面所の床には、水をこぼしても拭き取りが簡単なクッションフロアがよく使用されています。しかし、ビニール製のクッションフロアは古くなると光沢がなくなるばかりか、汚れも落ちにくくなり見た目にもよくありません。思い切って張り替えにチャレンジするとよいでしょう。

□必要な道具類

・クッションフロア
・床用ボンド又は専用両面テープ
・つぎ目処理材
・カッター(替刃も)
・ローラー
・撫でバケ
・地ベラ(金定規)
・スポンジ
・ホウキ
・メジャー(巻尺)
・ぞうきん

□張替えの手順

まず、既存のクッションフロアを剥がします。所どころにカッターで切れ目を入れ、つぎ目からゆっくりと剥がします。

剥がし終わったら、キレイに床を掃除します。ゴミや木クズがあると凸凹の原因となります。床の目地に割れ目などの隙間や傷・ヘコミがある場合はパテなどで下地処理を行ないます。下地材が浮いていたり床鳴りがしたりする時は、ビスなどで修復してください。掃除が終わったら、よく乾燥させます。

自分でできる洗面所のプチリフォーム 床に1枚目のクッションフロアを仮敷きし、必要な長さより大きめにカットします。クッションフロアは巻いた状態で出荷されているので、巻きグセが強い場合は、一度反対方向に巻いてクセをとってから敷きます。

2枚目以降は、必要な幅のメーター数を測ってカットしてから敷きます。

柄のあるクッションフロアの場合、2枚目以降はつなぎ目の柄をあわせる必要があります。図4のような木目柄なら目地の部分などを目安に、少し重なるくらいにカットして敷いておきます。


自分でできる洗面所のプチリフォーム 準備ができたら図5のように半分をめくり上げて、糊をつける準備をします。めくった部分に床用ボンドを塗っていきます。糊が一箇所に固まらないように、クシ目ゴテで平らに塗っていきます。壁際などのコーナー部分には特に注意して、ムラや塗り残しがないように丁寧に糊付けし、床全体に糊をまんべんなく塗っていきます。

自分の逃げ道を確保しながら、外から内に塗り、手前に糊を引きのばしていきます。部屋の真ん中に自分が取り残されないように気をつけてください。


自分でできる洗面所のプチリフォーム 糊が半透明になるくらいまで置いた後、めくったクッションフロアを倒すようにして貼っていきます。糊とクッションフロアがちゃんとくっつくように空気抜きをします。これをきっちりしていないと、後でクッションフロアが浮いてくる原因となります。図6のように撫でバケを使いましょう。


同様に、今度は反対側に糊をつけて施工していきます。




自分でできる洗面所のプチリフォーム 糊付けが終わったら、図7のように余分なクッションフロアを地ベラ(金定規)で壁面に沿ってカットしていきます。カットするときは、手を切らないように十分注意して落ち着いて施工して下さい。特にプラスチックなどの定規を使う場合は、定規ごと切ってしまうことがあるので、あまり柔らかいものは使用しないでください。






自分でできる洗面所のプチリフォーム 1枚目と2枚目のつなぎ目は柄合わせをした部分をカットして、重なった部分の下のクッションフロアに残った余分な部分を取り除きます。(図8)

合わせ目はローラーでしっかり押さえておきましょう。目地の部分から浮いたり、ホコリが目地に詰まったりしないように、仕上げにつぎ目処理材を流し込んでおきます。

以上が、自分でできる洗面所のプチリフォームです。無理なくできる範囲でチャレンジしてみましょう。ただし、クッションフロアを張り替えるときや壁紙を張り替えるとき、床や壁の下地材の傷みやカビがひどい場合は、下地材を替える必要が生じる場合もあることを忘れないようにしましょう。そして、傷みやカビの原因をはっきりさせなければ、表面だけきれいに張替えた後も、中では腐食が進行していることにもなりかねませんので注意しましょう。

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