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通信講座No.025 「家の外観全体を模様替えする気持ちはありませんか?」

講座No.025-1 「家の外観を見栄え良くするポイント」

洋服や車のように、家の外観にも流行があります。見た目に傷みがなくとも、年数を経た洋服や車が古ぼけて見えるように、家もなんとなく古臭く見えてしまうことがあります。経年変化、デザインや色の違い、使われている材料の品質の差などさまざま要因が、外観全体の見栄えを悪くするのです。普段はあまり気に留めることがなくても、ご近所で塗装工事があったり、新築が建てられたりすると、自分の家の外観が急に気になるものです。「もう自分の家は古いから、今さら綺麗にしてもしょうがない」とあきらめてはいませんか。そんなことはありません。どんな家でも、イメージチェンジはできます。
では、家の外観を見栄え良くするにはどうしたらよいでしょうか。そのポイントについて説明しましょう。

◆家全体のバランスをチェックする

道路側から見たときの建物の外観はファザードと呼ばれる、建築デザインの面ではとても重要な要素で、その建物のもっとも見せ場となる「顔」ともいえる部分です。フェンス、植栽などの外構と建物のコーディネートのほか、街並みとの調和もよく考え、まとまりのあるファザードを作ることが大切です。

□コンセプト

例えば、建物は純和風建築、フェンスはシンプルで現代風、庭はイングリッシュガーデン。もしもそんな家を見かけたら、例えそれぞれの見栄えが良くても、全体を見たらちぐはぐに感じる人もいるのではないでしょうか。このような状況は、長年住んでいる家ではよく起りえることです。新築当時は全体のバランスが取れていたはずなのに、その時々で必要に迫られてメンテナンス工事を行ったり、キャンペーンなどの特別価格によるリフォームのために商品を選択できなかったりといったことが度々生じると少しずつ全体のコンセプトがバラバラになってしまうのです。家全体にはいろいろな建材が使用されていて、それぞれに経年変化もメンテナンスの頻度も違ってきます。だからこそ、先々のメンテナンスを考慮した長期的な計画を立て、そこに組み合わせて外観のリフォーム工事を行えば、ちぐはぐな外観に成りにくく無駄な費用も抑えられます。

□街並みとの調和とバランス

家の外観を変えたいと思った時、どこかで見かけたあんな色、またはあんな雰囲気にしてみたいと、考える人もいるでしょう。雑誌やTV、広告で見たものを思い描く人もいるでしょう。しかし、好きだから、気に入ったからといって、安易に決めないことも大切です。例えば、既存の白い外壁を、濃いオレンジ色に変更したいと考えたとします。自分の家も近所の家も同じ年代に建った、どちらかというと和風な建物と庭のある住宅地です。自分では良いと思っても、街並みとしての調和はどうでしょうか。建築協定に合っていますか。センスが良いと他人からも思ってもらえるような外観にするためには、自分の好みだけではなく街並みとの調和やバランスも重要です。

◆玄関まわりを見直す

玄関は、家族やお客様を迎える大切な場所です。玄関まわりの雰囲気の良し悪しで、その家全体のイメージはもちろん、住む人のイメージまでも変わります。門扉からアプローチ、玄関ポーチ、そして玄関の扉と続くスペースは、使いやすく、心地よい空間にしておきたいものです。

□アプローチ

家の外観を見栄え良くするポイント門扉から玄関までのスペースが十分な広さでなくても、ちょっとした工夫で素敵なアプローチづくりは可能です。例えば、飛び石の配置を工夫したり、アイストップ、フレーム効果などの視覚効果を利用したりすることで、奥行きを感じる空間を作りだせます。また、アプローチの足元にもグランドカバーと呼ばれる下草に適した植栽を施すだけでも、彩りと趣のあるアプローチになります。(隙間や足元を生かす詳細については、通信講座No.007-2をご覧下さい。)

□玄関ポーチ

家の外観を見栄え良くするポイントアプローチがどんなに素敵でも、玄関ポーチが雑然としていては、家全体のイメージを悪くしかねません。例え広くなくても、工夫次第で雰囲気のある玄関ポーチにすることは可能です。例えば図2のように、2階のベランダの手すりと合わせた天然木製の格子を設置して植栽やアプローチ階段と区切ることで、フェンスや門扉なしで玄関ポーチというスペースをはっきりさせ演出しやすい状況にしています。また、玄関ドアを開けても中が丸見えにならないという利点もあります。

□玄関ドア

最近の玄関ドアは、材質、デザインはもちろん、色や柄も非常に豊富です。一般的なアルミ製ドアも図3のようにまるで本物の木製ドアに見まがうようなものから、カラフルなものまでいろいろあります。さらに、断熱性や防犯性も大きく向上しています。また、リフォーム専用ドアも各社から発売されており、それらを使えば周りの壁や床をいじることなく工事ができるため、1日で玄関ドアの交換も可能です。図4はリフォーム専用玄関ドアの施工例です。玄関を変えるだけでずいぶんと雰囲気が変わっています。塗装などの外壁工事やフェンス設置などの外構工事と一緒にコーディネートするとなお良いでしょう。

家の外観を見栄え良くするポイント

◆庭を有効に活用する

家と庭を一緒にして家庭と書くように、住まいづくりにおいて庭は重要な空間です。たしかに、現在の住宅事情では、広さや形、日当りなど決してよい敷地条件ばかりではありませんが、悪条件を理由にあきらめてしまうことは勿体ないことです。ちょっとした工夫で、快適で見栄えのする庭づくりは可能です。業者に頼まずに自分でできることもたくさんあります。(詳細は、通信講座No.007をご覧下さい。)図5は庭らしいスペースがない敷地の例です。道路と面している空間は駐車場となっていて、足元はコンクリートで覆われ、フェンスや門扉のないオープンスペースになっています。植栽もないため庭と呼べる雰囲気は全くありません。しかし、図6のように玄関前の道路際に格子と半透明のポリカーボネートで出来たパネルを取り付け、わずかな植栽を施すだけで、パネルと玄関までの空間が庭兼玄関へのアプローチとなり、無機的な感じがなくなっています。このようにどんなスペースも庭として有効活用することで、外観全体の見栄え良くなるのです。

家の外観を見栄え良くするポイント

◆門扉・フェンス・塀は建物の一部分と考える

家の外観を見栄え良くするポイント日本の住宅は、塀やフェンスなどを設けて家のまわりを囲うのが一般的で、門扉を設置する家も多く見られます。しかし、建物に対するほどメンテナンスやリフォームをしてない場合が多く見られます。例えば、外壁はきれいに塗装されているのに塀は汚れていたり、建物とフェンスがコーディネートされていなかったりする家は良く見かける状態です。もちろん、それが絶対にいけないというわけではありませんが、フェンスや塀、門扉も建物の一部と考え、もう少し工夫したり手をかけたりするだけで、住まい全体の印象は大きく変わります。図7は、建物の塗装工事と一緒に塀も一緒にリフォームした例です。ブロック塀を白く塗装し、所々に小さい風穴を開けてアクセントにしています。建物と塀の色に影響されて、植栽までもくっきりと見えます。このように、門扉・フェンス・塀が、建物や庭と上手にコーディネートされていると、住む人のセンスがしのばれますし、街並みの美しさにも貢献できます。最近の門扉やフェンスは、アルミ材でありながらさまざま色や柄があり、図9のように本物の木に見間違えるほどです。さらに、デザインや形状もいろいろあります。図10のフェンスは植栽を絡めるためにメッシュになっています。このようフェンスを使えば、十分な広さの庭がなくてもガーデニングを楽しみながらフェンスづくりができるわけです。メッシュになっていますので、風通しを確保しながら、目隠しにもなります。このように優れたデザインや機能を持ったフェンスや門扉を上手く利用しましょう。

家の外観を見栄え良くするポイント

◆外壁を定期的にリフレッシュ

建材メーカーは次々と新しい外壁材を発売しますので、最近の新築の外壁は、素材や色、柄も非常に豊富で、大変見栄えのするものも多く見られます。一方、家が古くなれば、外壁は当然汚れてきますし、傷みも現れてきます。手入れが行き届かないと外壁の見栄えは悪くなる一方ですし、外観全体の印象まで悪くなってしまいます。外観を良くし建物を長持ちさせるためにも、定期的に塗装工事などで外壁をリフレッシュさせることが大切です。塗装だけではなく、タイルやレンガを部分または全体に貼る方法を用いれば、高級感も演出できます。

以上のように、家の外観の見栄えを良くするには、いろいろなポイントがあります。まずは、全体を見直し、どんな外観にしたいかできるだけ具体的にイメージすることからはじめてみましょう。

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