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通信講座No.003 「雨の日に雨樋から水が溢れて、バチャバチャ音を立てていませんか?」

講座No.003-3 「本格的雨樋リフォームのポイント」

部分的修繕や応急処置ではなく、雨樋全体をリフォームする場合は何をポイントに考えたらよいのでしょうか。ここに大切なポイントをあげましたので、是非参考にしてください。

1.雨樋の材質

価格を大きく左右するのが、雨樋の材質です。塩ビ製品が一番安価で色も豊富です。一般普及品であればホームセンターなどで部材を購入しやすいので、ちょっとした不具合の修繕は自分でも可能です。一方、ステンレス製や銅製は、樋そのものの価格が高いのと同時に、施工も塩ビ製品より手間が掛かるためその費用も高くなります。ただし、ステンレス製や銅製は塩ビ製品よりも寿命が長いので、建物本体の寿命や建替えの計画などを考慮して、無駄にならない選択をすると良いでしょう。

2.デザイン性

基本的なデザインの選択は、形と色です。形としては、基本は丸か角の選択になります。屋根材や建物の外観などと合せて決めるとよいでしょう。普段はあまり気にすることのない雨樋ですが、実は建物のデザインを考慮して目立ちすぎないように十分考えられて付けられているのです。好みもありますが、角樋のほうが建物全体になじみすっきり見えるケースが多いようです。ただし、丸樋よりも角樋の方が高くなります。軒樋は角、たて樋は丸と組み合わせることもできます。凝ったデザインのものありますので、デザインを重視するのであれば、それらを選択するのもよいでしょう。

「本格的雨樋リフォームのポイント」例えば、図1は屋根から軒先、樋との一体感を重視したデザインになっています。図2がその施工例ですが、屋根から軒樋にかけてのラインがすっきりしていて、雨樋も目立ちません。 このように、デザイン性の高いものを使うことによって、見栄えを大きく変えることもできます。ただし、普及品の丸・角タイプに比べ、価格は高くなります。また、丸や角タイプの樋は年月が経っても変わることがほとんどありませんが、デザイン性の高いものは流行がありますので、将来部分的に修繕するときに同じものが手に入らないこともあると考えておきましょう。色としては、建物の色、屋根の色、鼻かくしの色と合せて選択します。新築時には、窓枠や鼻かくしの色に合せて付けられているのが一般的です。特に、雨樋が目立ちすぎないように鼻かくしの色に合せる場合がもっとも多いようです。もし、塗装工事と一緒に雨樋のリフォームを計画するのであれば、塗り替える壁の色や窓枠・鼻かくしの色とコーディネートしてトータルで考えるようにしましょう。業者によっては、パソコンを使ったカラーシュミレーションで完成イメージを作成してくれるサービスもあります。
雨樋そのものの形や色もデザイン性において大切な要素ですが、もうひとつ受け金物の形状でも見た目が大きく変わります。一般的な受け金物は、樋を受け支えるような形状になっていますが、その分金物がバンドのように目立ってしまいます。

「本格的雨樋リフォームのポイント」金物が気になるという人は、図3のような正面からは金物が見えない内吊りタイプを選ぶと見よいでしょう。ただし、内吊りができない樋もありますので、見積りをとる時にしっかり希望を伝えましょう。

3.受け金物やつかみ金具の材質

一般的には、ステンレス製か鉄部に溶解亜鉛メッキしたものの選択になります。ステンレス製は、錆びにくく耐久性が高い分、価格も亜鉛メッキのものよりも高くなります。

4.どこに頼むか

雨樋だけを交換するのであれば、建築板金工に直接頼むこともできますが、屋根工事や塗装工事と合せてするのであれば、それぞれを別に頼むのでは、施工上において無駄や二度手間が発生しやすくなりますので、工務店や総合リフォーム会社に頼むことをお勧めします。また、屋根工事や塗装工事がなくても、実際に足場を架けてみたら、金物を取り付ける木部が傷んでいたため補修工事が発生するということもあります。工務店や総合リフォーム会社であれば、直ちにその箇所の補修を行うことも可能ですが、建築板金工では職種が違うため、自分で大工を手配するか建築板金工に大工の手配を頼むことになります。このように1社以上の業者がはいる複合工事の場合、問題が生じたときに責任の所在をはっきりさせにくくなるので注意が必要です。その点、工務店や総合リフォーム会社に依頼すれば、職種の違うそれぞれの職人を手配し、そこで行われた全ての工事に対して責任を持ってくれますので安心です。近所での評判などを参考にいくつかの業者から見積りをとった上で、値段だけではなく、保証や会社の実績も考慮して決めるようにしましょう。

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