I様邸のリフォームで考えた事が二つあります。
一つは長年この家で過ごし、身についたI様の生活リズムを大きく変えない事。二つ目は体質ともいうべき建物の基本性能を変えて体に優しく、安心して穏やかに暮らせる住まいを作る事を大事に考えました。
無垢の杉の床材は、普通のフローリングのように冷たくなく、部屋も明るくなり、湿気も吸ってくれて、じめじめしません。
色も最初は赤っぽくて気になっていましたが、過ごしていく内に落ち着いた色合いになり、今ではすっかりファンになってしまいました。
断熱材も昔の家の冬は外と家の中が同じ温度のようでしたが、断熱材を入れ替えた後は外から帰ってきてもぬくもりが残っていて保温していることがよくわかります。
大幅なプランの変更はせず、内装材は体に優しい材質のものに変えました。
例えば、床には触り心地のよい無垢の杉板を張り、キッチン等の水まわりにはコルクタイルを使用しました。壁はビニールクロスを止め、和風の落ち着いた紙クロスに貼りかえました。
キッチンとダイニングの間にあった壁を腰壁にすることで、キッチン台の手元は隠れるようにしつつ、風通しを良くし、目線や声もダイニングへ通るように配慮しました。
50.00%
所在地 | 千葉県千葉市 |
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家族構成 | 奥様 |
竣工 | 2009年02月 |
設計・施工 | ホームドクターハクモン㈱(施工/設計) |
リフォーム前の診断の結果、土台・柱等、構造材はシロアリの被害も無く、しっかりしていました。後は基本性能をどうアップさせるかです。
まず、断熱材のセルローズファイバーを床下・壁・天井裏に隙間なく充填しました。サッシは全てペアガラスに交換。
外壁は火山灰でつくられたそとん壁を使用。色も褪せず、塗り替えも不要です。その甲斐あって、冬は暖かく、夏は涼しい住まいに変身しました。
『環境配慮』 『健康志向』 『快適促進』 『安全対策』 『省エネ推進』 『経済性追求』 『バリアフリー』この7大テーマ
をカタチにしたのが白門建設の住まい 環境配慮・持続型高性能木造住宅『サスティナー』です。
白門建設興業株式会社
千葉県千葉市稲毛区小仲台4-13-10
設計課
担当者 : 木村 雄介
TEL : 043-253-2000
FAX : 043-254-3370
URL : http://www.hakumon.co.jp/index.html
◆「サスティナー」の見学会の様子は、こちらの編集部レポートもご覧下さい。