自然素材主義研究所

生活に役立つ自然素材の可能性をみんなで追求していくコミュニティの場。

自然素材ストーリー

青森ヒバの魅力と“超”能力について

青森ヒバの魅力と“超”能力について

日本三大美林の天然青森ヒバ

日本三大美林の1つである天然青森ヒバは、学術名・ヒノキアスナロといい、現在全国の82%・1300万㎥が主に青森県内の津軽半島と下北半島に植生しています。天然青森ヒバの蓄積量は、天然木曽ヒノキの約3倍、天然秋田杉の約8倍であり、三大美林の中では一番蓄積量があります。しかし、この20年の間に青森ヒバ材の建築資材としての優秀性(防カビ、防ダニ、防虫、抗菌、消臭、癒しなど)から注目度が急速に高まり、それにともなって伐採量も加速していることから、年々その資源量が減ってきております。
木曽ヒノキも秋田スギも全国的に人工植林が多いのはご存知のことと思いますが、青森ヒバについては、日本開闢(かいびゃく)以来、人工的に植林したことが殆どありません。
それは育て方が非常に難しく、すぐに枯れてしまうものが多いからで、現在伐採中のものは、全て天然木です。つまり、自然交配して、結実し、地上に芽を出して自生したもので、樹齢150~200年もの(江戸時代中期~後期)を伐採しています。杉は、直径70cmになるのに約70年かかりますが、青森ヒバは杉の約3倍、約200年かかります。そのため、年輪はとても緻密になります。
人工植林がなく、自然交配に頼っている現状からすると、限りある本当に貴重な資源として、大切に扱っていかなくてはなりません。現在、林野庁が毎年、計画的に伐採量を決めて管理しています。


青森ヒバの“超”能力

青森ヒバの開花は厳冬期です。零下の吹雪の中を花粉が飛んでいるわけです。
その様子を井上靖は「一期一会」の中で「下北半島はアスナロ(ひば)の木が多いことで有名であるが、そのアスナロの原生林は雪にけぶっていて壮観だった。その時、同行者の一人からアスナロの交配は、寒中、このような吹雪の中で行われるという話を聞いて、何かひどく厳粛な思いに打たれた」と書いています。
このように神秘的でさえある青森ヒバは、<防虫><消臭・脱臭><抗菌><癒し>効果が非常に優れています。

1.防虫
古来、青森県では「総ヒバ造りの家を建てると、網戸をしなくても、3年間は蚊が入ってこない」と言い伝えられています。青森ヒバの防虫成分、シトロネロール、リナロールなどは蚊を全く寄せ付けません。また、青森ヒバの香りはダニを忌避することが報告されています。青森ヒバのおが粉を使用した森林総合研究所の実験では48時間後には、ダニが殆どゼロ近く激減した報告されています。さらに、青森ヒバ材に含まれるヒバ油にはシロアリ・ゴキブリに対し、殺虫活性があり、約100cm3の容器に10mg程度のヒバ油で、24~48時間後に両方とも死滅する程、殺虫効果があります。青森県内では古くから、畜舎にその敷材として、ハエ・蚊などの忌避材料として使用されており、現在でも広く活用・使用され、牛・豚などの衛生面、又、ストレス解消に大いに役立っています。ヒバの樹皮を土の中に埋めて熟成させ、乾燥した後、燻(いぶ)して蚊取り線香の替わりに使うことは、県内では誰もが知っています。

2.消臭・脱臭
森の中に入ると、都会生活の中で発生する不快臭(アンモニア臭、アミン臭、トイレ臭、腐敗臭など)はしません。森の中には動物の死骸、その食べたカス、植物の腐りも当然あるはずですが、全く臭いニオイはしません。なぜでしょうか? それは森林の樹木に消臭脱臭・分解の浄化作用があるからです。特に、青森ヒバ材には大変優れた100種類以上の生理活性物質が含まれており、抗菌成分・ヒノキチオールはその代表格の物質です。臭いの元は主に雑菌が原因のことが多く、ヒノキチオールがこれらの雑菌を殺菌・滅菌することで、消臭・脱臭が確実になされるわけです。

3.抗菌
青森ヒバには抗菌成分のヒノキチオールがたくさん含まれています。同じヒノキ科の仲間では、台湾ヒノキとウエスタンレッドシダー(北米産赤杉)にもヒノキチオールがたくさん含まれていますが、日本のヒノキには、このヒノキチオールは含まれていません。
1936年に当時の台湾帝国大学の野副鉄男博士が台湾ヒノキからこの物質を発見したことから「ヒノキチオール」と命名されました。優秀な天然抗生物質として、当時の日本政府が力を入れて開発していましたが、2年後の1938年に抗生物質・ペニシリンが発見され、その開発は急速に後退していきました。
しかし、その抗菌力は素晴らしく、あらゆる病原菌(結核菌、真菌、ジフテリア、腸チフス、パラチフス、コレラ菌、赤痢菌、大腸菌、緑膿菌など)に抗菌・殺菌力があります。また、ヒノキチオールは厚生労働省の天然食品添加物として、ヒバ油は食品の天然香料として、正式に認可されています。

4.癒し及びストレス緩和
森林総合研究所が大学生を被験者にして青森ヒバ材油と同種の台湾ヒノキ材油にて行った実験(著書「森の香り」)、また、同研究所と日本医科大学の両チームによる大学生12人をヒノキの森(青森ヒバとヒノキの生理活性はほぼ同じ)で森林浴させた実験(読売新聞・2006年2月28日付け・朝刊)では、次のような生理的な結果が得られています。
1)緊張感(ストレス)の緩和 
2)疲労の減少 
3)血圧の低下 
4)作業能率の向上
5)血液中の免疫細胞(NK細胞)が増え、免疫力が5割UPした
6)抗ガン作用を持つとされる蛋白質が増加した
森林浴の先進国・ドイツでは、森林浴・木の香りを医療の治療行為として、正式に実施しています。


まだある青森ヒバの魅力

青森ヒバ材の中にはヒバ油が含まれており、その中には抗菌成分・ヒノキチオールが多量に含まれています。この抗菌成分のため、青森ヒバのまな板は長く使用しても黒くならず、高級まな板として扱われています。
ヒノキチオールの抗菌性・生理活性を利用した事例には、下記のようなものがあります。
1)建築用木材の腐朽菌「ワタグサレタケ」に対して、木材中No.1の耐朽性がある為、なかなか腐らない。湿気、水にも強く、家屋の土台材、濡れ縁及びドッグラン会場のウッドチップ材としては、最強材と言ってよい。
2)真菌に対する抗菌力が特に優れており、アトピー性皮膚炎の患者さん及び水虫の治療薬として注目されている。
3)皮膚に対する生理活性作用(発毛作用)により、市販の発毛・育毛剤の40%位に使用。
4)虫歯菌・歯周病菌に対し抗菌活性が認められている為、薬用歯磨粉に利用されている。
5)ヒノキチオールは安全性が高く浸透性があることから、化粧品の分野で広く使用されている。
6)東京大学医学部小児科・十字文子博士のアトピー性皮膚炎に対しての所見では、「ヒノキチオールには自然治癒力を強力に高める作用がある為、ある程度の期間を要して自らの体質改善を進めながら回復することが、臨床結果証明された。また、ヒノキチオールは刺激性が少なく、保湿性も納得のいくものである。特に、殺菌作用に優れ、しかも耐性菌の出現もなく、自然治癒能力の促進が活発であり、臨床は十分期待できる」としています。

また、ヒバ精油は、青森ヒバ材100kgから1kgしか摂れない大変貴重なエッセンスです。この精油には、100種類以上の活性物質が含まれています。その代表格がヒノキチオールですが、その他にも次のような物質があります。
1)抗菌性・抗カビ性のヒノキチオール、ベータドラブリン
2)防虫性のシトロネロール、リナロール
3)殺蟻性のトリメチルフタレン
4)青森ヒバの主要香り成分のツヨプセン
5)マルチ的生理活性を有するテルペン類

ヒバ油は現在、その高い安全性からシャンプー、リンス、入浴剤、石鹸、化粧品、芳香剤、消臭剤などの生活雑貨品から、その殺蟻力を利用してシロアリ駆除剤などにまで、広く使用されています。


株式会社エコグリーン

株式会社エコグリーン

「経済と環境を両輪とする真の循環型社会の形成に寄与する」

環境事業に携わる企業としての責任だと、エコグリーンは考えます。
私たちエコグリーンは事業活動を展開することで、環境と経済を両輪とする真の循環型社会の形成を促進し、人々や企業のリサイクルへの参加を呼びかけてまいります。
株式会社エコグリーン
〒110-0005
東京都台東区上野5-18-4ダイヤ・オフィス501
ホームページ

自然素材主義パートナー紹介