■山形県内で企画・開発・生産された製品の中から優れたデザインを選定し、「山形エクセレントデザイン」に受賞した商品を展示していた。Kiboriブローチは、山形仏壇の彫刻を活かしモチーフに伝統的によく使われる鳥や雲が使われている。素材は、仏壇彫刻に使われる白くて軽いシナ材で、やさしい風合いで心があらわれるようでした。また、MOKULOCKは山形県産材を使用した子どもの木育ブロック玩具で、無塗装無着色と素材の持つ本来の魅力を活かした製品です。子供たちが安心して安全に遊びながら学べる製品です。
■世界初どこでもカーテン「スケープ」
トップスとボトムの2枚で構成された、サイズ調節が可能なカーテンスタイルです。高さ、幅を簡単に調節可能なので、お気に入りのカーテンを引っ越しして窓寸法が変わっても使うことができます。毎回既製品のカーテンを買うより経済的かもしれません。
■天保7年(1836年)創業の金澤屋では、日本で一般的に出回っている金属のコイルスプリングとは違い、金属を一切使わない、木とゴムだけで作られた、天然素材のベッドシステム「Naturflex Woodspring Mattress」を展示していた。地球環境や経済性の観点から、耐久性に非常に優れ、10年間で3パーセント以内のヘタリと言われている、天然ラテックスゴムと使用していくうちに板が反り返っても裏返せば元通りになる無垢板で構成されています。人生の1/3の時間を睡眠に費やすと言われていることから、自然の中で過ごしているような夢のようなベッドだと感じました。
■九州から、MATHERuBA CaféのDRESS with VEGEは、野菜の旬を伝えるドレッシングで、一番おいしい季節に収穫された鹿児島の野菜と鹿児島の調味料で作られていて、季節によって販売されてない種類があるそうです。また、ecobito&farmcompanyのえごまたまごの無添加マヨネーズは、えごまの実と茎葉を飼料に混ぜて育てられた鶏の「えごまたまご」を使って、乳化剤、保存料、砂糖不使用で、味噌が隠し味のプレーンと軽く炒って香りを出したすりえごまを加えた「えごま実入り」の2種類があります。必須脂肪酸のαリノレン酸が多く含み着色添加物や抗生物質などの薬剤を使っていないそうです。
今回の展示会では、地方発信のモノづくりを地元企業と行政が協力して進めていることを強く感じ、各ブースの方々からは、あふれる地元愛・ふるさとの自然を守り・地域に根付いた取り組みについて語っていただきました。とあるブースで、職人気質のオーナーはパソコンが苦手で、販売は地元の店舗のみ、一人で手作業の制作だから、多くは作れないので大量に注文いただいても対応できない場合がある。いまやインターネットで多くの情報を得ることができる時代ですが、そこに行かなければ知ることのない買えないものに出会えた気がしました。