通信講座No.069 「うちエコ診断開始!」
2014年12月12日、1年の世相を表す「今年の漢字」として「税」が選ばれました。2014年は17年ぶりに消費税が引き上げられ、家庭においては生活費の増加が問題となっています。今後更なる増税の可能性も高いため、家庭のお財布を握る奥様方の悩みは尽きないのではないでしょうか。そんなご家庭の悩みを解決する方法のひとつとして、「うちエコ診断」というサービスがあります。
「うちエコ診断」とは2014年度より始まった取り組みで、家庭の光熱費や機器の利用状況に合わせ、専門知識を有する「うちエコ診断士」が省エネ、省CO2に取り組むためのアドバイスを行うサービスです。近年、日本では家庭部門のCO₂排出量が増加しており、1990年と2012年を比較すると約60%も増加しています。家庭のエネルギー使用量を減らせばその分エネルギーの生産過程で発生するCO₂を削減することができ、温暖化防止へ繋がるため、環境省は「うちエコ診断」を始めました。
「うちエコ診断」では「うちエコ診断ソフト」を用いて、各家庭ごとにエネルギーの使用状況や光熱費、CO2排出量、さらには対策の効果をグラフや表、もしくは数値として、わかりやすく表示し、診断を行ないます。
では、省エネによって年間どれ位の光熱費が削減できるか、照明器具を例に見てみましょう。
表1は白熱球、電球型蛍光灯、LED電球をそれぞれ使用した場合、電気代と購入金額を合わせた支払い金額の合計を示しています(1kWh=22円として換算)。この算出を基にすると、普段から利用する部屋の白熱球をLED電球に変えるだけで年間約7,700円電気代を削減することが出来ます(1日18時間利用として換算)。また、電球ひとつで年間CO2排出量を約180kg削減することが出来ます。
うちエコ診断では、このように省エネタイプの機器に変えることで、年間いくらの光熱費が削減できるかをボタンひとつで表示することが出来ます。さらに、診断はうちエコ診断士と受診者が対面して行なうため、「機器の買換えを行なうことなく機器の使用時間を変えるだけの取り組みがしたい」もしくは、「快適さを損ねることなく光熱費やCO2排出量を削減したい」など、各家庭の希望に合わせたオーダーメイドの省エネ、省CO2への取り組みを提案することが出来ます。うちエコ診断が始まったこの機会に、ご家庭の光熱費を見直してみてはいかがでしょうか。
うちエコ診断・家庭でのCO2排出量の削減への取り組み方などお問い合わせはこちら。うちエコ診断士がお答えします。