通信講座No.102 「あなたのお住まいのブロック塀は大丈夫ですか?」
2018年6月18日、大阪北部を中心とした広域で、震度6弱の地震が発生。高槻市内で倒壊したブロック塀の下敷きとなり、お亡くなりになられた方もいらっしゃいました。その後、高槻市の発表で、この塀は建築基準法に違反していたことが判明しました。
下記のうち、1つでもあてはまったら、地震などによって倒壊する危険性があります。
□ 傾きやぐらつきがある。
少しの揺れで塀が倒れる危険があります。
□ ひび割れがある。
中の鉄筋が雨水などで錆びたり劣化している可能性があります。
□高さが高すぎる。
高い塀は強い地震の揺れで倒れやすくなります。
□控え壁の間隔が広い、または控え壁がない。
控え壁の間隔が広すぎたり、控え壁がない場合は強い地震の揺れで倒れやすくなります。
□透かしブロックが多すぎる。
鉄筋を通しで入れることができないため、強い地震の揺れで倒れやすくなります。
□ブロックが経年劣化・風化している。
ひび割れと同じように中の鉄筋が雨水などで錆びたり劣化している可能性があります。
□石垣などの上に建っている。
基礎部分まで鉄筋を通すことができないため、強い地震の揺れで倒れやすくなります。
□土留めに使っている。
後ろからの土の重量も支える強度が不足している場合があり、地震の揺れで倒れたり、崩れたりしやすくなります。
上記のような状態がみられる場合には、次のようなリスクの恐れがあります。
➀もしもブロック塀が倒れてきたら・・・
身長160㎝の人の場合、1人にかかるブロックの重さは80㎏~110㎏にもなります。
②家のブロック塀が崩れて、万一被害者が出た場合
お住まいの管理が不十分であったために被害者が生じた場合には、占有者(貸借人)または所有者の責任となります。
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